日本の伝統的な儀式である、結納。
最近では、顔合わせ食事会で済ませるケースも増えていますが、まだまだ伝統を重んじる両親もいるでしょう。
結納は、結婚をする際に必要な「儀式」の一つ。
そのため、当日の女性の服装は「フォーマルさ」を意識することが必要です。
今回は、これから結納を控えた女性のために、結納の基本と服装選びのポイントについて紹介します。
結納を素敵な思い出にするためにも、基本や服装選びのポイントをおさえておきましょう。
結納の基本
結納とは、二人の婚約を正式なものにするための儀式。
結納の起源は4世紀頃と言われ、日本の結婚には欠かせない儀式の一つです。
かつては仲人(なこうど)が新郎新婦の家に赴き、「結納品・結納金」と呼ばれる金品を交換するのが慣例でしたが、最近では「略式結納」と呼ばれる形態が一般的です。
略式結納では食事の場を設けて、両家の両親が顔を合わせ、金品を交換します。
また結納は、婚約から入籍・挙式までの間に行うのが一般的です。
両家の両親に加え、兄弟姉妹が参加することもあります。
しかし、最近では結納を行わない家庭や、食事会の顔合わせを結納の代わりに行う家庭も増えているのが実情です。
まずは、両家の両親に意向を伺い、結納を行う必要があるか、行うとしたらどのような形式で行うのかを話し合っておきましょう。
【結納の際、女性はどのような服装を選べばいい?】
正式な結納の服装は和服(振袖)ですが、最近ではワンピース・スーツを着用する女性が大半です。
ワンピース・スーツは、できるだけフォーマルなものを選び、以下のポイントを意識するといいでしょう。
・ジャケットや羽織物(ボレロなど)を着用する
女性がワンピース・スーツを着用する場合、ジャケット・羽織物(ボレロ・カーディガンなど)を身につけることで、フォーマルな装いになります。
腰までの長さのものを選ぶと、バランス良く見えます。
・露出を避ける
結納は正式な儀式であるため、当日に着るワンピース・スーツを選ぶ際には、露出の少ないものを選ぶのがポイントです。
胸元が大きく開いたものは避け、スカートはひざ丈・ひざ下丈のものを選びましょう。
・タイト過ぎるスカートは避ける
結納では、椅子に着席するか和室に正座し儀式が進められるため、タイト過ぎるスカートでは座りにくく、長時間にわたると疲れてしまいます。
ワンピースなら裾の広いフレアスカートを、フォーマルスーツなら少しゆったりしたサイズを選んでおくと良いでしょう。
・明るい色を選ぶ
結納は儀式ではありますが、おめでたい華やかな場でもあります。
そのため、暗い色のワンピース・スーツよりも、明るめのものを選ぶのがおすすめです。
白や薄いピンク、ベージュや黄色などのフォーマルスーツなら、上品な印象を与えることができるでしょう。
・足元もしっかり
結納でフォーマルスーツを着る際には、足元までしっかり意識を向けましょう。
肌色のストッキングと、高すぎないヒールのパンプスを選びます。
パンプスは、ワンピースとの色味を合わせるのがポイントです。
結納が和室で行われる場合には、特に足元に注意しましょう。
【服装選びに迷ったらレンタルスーツもおすすめ】
結婚をする際には、さまざまな費用がかかります。
結納を行う場合、「一度しかない儀式のために服を揃えるのは気が引ける」という方も少なくないでしょう。
そこで活躍するのが、ネットのスーツレンタル。
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