【完全ガイド】両家顔合わせの服装マナー!父親・母親の立場・会場・季節に合わせた選び方

親族、顔合わせ、服装

監修者PROFILE

  • 監修者

  • 髙田公介(たかた こうすけ)

    株式会社リダンダンシーの代表。
          「ワンピの魔法」「リリアージュ」の運営者。
    広島で不動産広告業のディレクターを経験した後、2016年11月に現在のレンタルドレス店で代表に就任。
    一人でも多くの方々に、気持ちよく”お呼ばれの日”を過ごしていただくため、スタッフをまとめるだけでなく、webサイトの監修やドレスの徹底管理などさまざまな面で日々奔走。

婚約をすると避けて通れないのが、両家の顔合わせ。
少し前までは「結納」を行う方も多かったものの、最近ではより略式的な両家の顔合わせを結納の代わりにするカップルも増えているようです。

新たな家族になる両親と自分の両親を引き合わせる顔合わせでは、「緊張してしまう」「何を話せばいいのかな」「どのような服装で臨めばいい?」など、さまざまな不安が伴うものです。

そこで今回は、そもそも顔合わせとはどんなイベントなのか、どのような意味があるのか、成功させるために覚えておきたいポイントとともに解説していきましょう。

あわせて、顔合わせに参加する女性の最適な服装、男性の服装についても紹介していきます。新郎新婦、両親、兄弟姉妹とそれぞれに解説しますので、参考にしてくださいね。

両家顔合わせとは?

両家顔合わせの目的は、新郎新婦それぞれの家族を引き合わせ顔を合わせることです。
多くの場合、ホテルやレストランなどで会食を行い、自己紹介や会話を通じて両家の親睦を深めます。

結婚式を行う会場で顔合わせの会食を行い、両家の両親とともに下見や打ち合わせを行うカップルもいます。

顔合わせは結納とは異なり「こうでなくてはならない」というルールはありませんが、今後家族となる人が集まるとても大切なイベントであるため、準備はしっかりと行っておく必要があります

「顔合わせのあとに結納を行う」パターンや「顔合わせだけを行う」パターンなど色々ありますが、結納をしないのであれば、顔合わせが結婚の誓いを両家で確認し合う正式な場となります。
そのため、ただの親睦会としてさっと済ませてしまうのでなく、顔合わせの流れをきちんと確認しておくとよいでしょう。

両家顔合わせと結納の違いは?

結納は、結婚の決まったふたりが婚約を正式なものにするために行われる儀式のことです。
歴史は非常に古く、かつては仲人にあいだに入ってもらった上で結納品や結納金といった金品を用意して互いに渡し合っていました。
結納金は男性から女性へ100万~150万を目安に送られ、結納品は女性から男性へ、結納金の半額相当を目安にスーツや腕時計などが送られていました。

正式な結納は、格式高い料亭やホテルで行われ仲人の進行によって両家の着席、はじまりの挨拶から手順にそって進めていきます。
結納品や結納金を受け取ったあとは、それを証明する「受書」を渡し合うことによって、結納の儀式が正式に行われたことを証明します。

しかし近年では結納の内容も変化しており、必ず古くから伝わる形式にのっとって儀式を行わなければならないわけではありません。
「結納までに必ず150万円用意しなければいけないの?」とあせる必要もありませんよ。

また、結納の流れやしきたりは世代や地域、家柄によっても変わります。
そのためここでいう「一般的な結納の流れ」が当てはまらないケースもたくさんあるのです。
どのように進めていくべきか不安なら、家族や親戚、地域の人の意見を参考にしてみるといいかもしれません。

一方で顔合わせは、上記のような段取りや決まり事はほとんどありません。
顔を合わせて食事などをしながらお互いの話をするという目的が達成できれば、やり方や場所は比較的自由に決められます。格式についても、結納に比べればあまり強く意識されない傾向にあります。

ただし、中には「顔合わせとは言えきちんとした料亭で行いたい」と考えるご家庭もありますから、両家の意見をすり合わせて詳細を決めていきましょう。

両家顔合わせは必ず行わなければいけない結婚に必要なイベントなの?

結婚式のスタイルが多様化している今、結納のような歴史ある儀式でさえ簡略化されたり、省かれたりしています。同様に顔合わせについても、「絶対に行わなければいけないイベント」ではありません。

しかし、結婚をする上ではやはり本人たちだけでなく家族のことも考慮しなければいけません。「自分たちの結婚なのだから自分たちだけで何もかも決めてしまえばいい」と考えるのは、あまりに危険です。

その後の人生で「パートナーの家族」でなく「自分の家族」として付き合っていくことを考えれば、やはり早い段階で互いに顔を合わせるタイミングをもうけた方がよいでしょう。

また、中には「結納をしない」「結婚式を挙げない」と決めるカップルもいるでしょう。
そのときには婚約を家族同士で確認するためにも、顔合わせだけでもしておくことをおすすめします。
正式な場で顔を合わせないまま家族になるのはどうしても戸惑いがあると思いますが、顔合わせをしていれば安心です。

両家顔合わせの理想的なタイミングと日程調整のポイント

両家顔合わせの理想的なタイミングは結婚式の6〜3ヶ月前といわれます。

結納を兼ねる場合、または結納前などタイミングはそれぞれですが、準備本格化前に済ませるのがおすすめです。

日程調整では、まず両家の希望日を複数出し、お互いの都合を最優先にしましょう。

新郎新婦がそれぞれの親に連絡を取り、LINEなどのグループメッセージで候補日を調整するのがスムーズです。

遠方からの移動や宿泊も考慮し、早めに候補日を提示すると皆が余裕を持って予定を立てられます。

場所や料理の好みも事前に確認しておくと、当日の手配がスムーズに進みますね。

両家顔合わせにおすすめの場所

場所選びのポイントとして、おすすめなのは個室のある高級レストラン、料亭、ホテルです。

両家の実家からちょうど中間距離あたりで、遠すぎない場所が良いでしょう。

また、式予定の会場で事前に顔合わせ用の席を予約できる場所もあります。

基本的には、個室のあるプライベートな空間で、周りを気にせずゆっくり会話できる場所を選ぶのが◎。

料理の質やサービスはもちろん、両家の好みやアレルギーの有無を確認し、皆が楽しめるジャンルを選びましょう。

和食、洋食、中華など、清潔感があり落ち着いた雰囲気の場所が理想です。

また、駅からのアクセスや駐車場も考慮すると、両家にとって負担が少ないでしょう。

予約時に「顔合わせ」であることを伝えておくと、お店側も適切に対応してくれるので安心です。

両家顔合わせの当日の流れ

顔合わせ当日は、和やかな雰囲気を作ることが大事です。一般的な流れを把握しておくと、安心して当日を迎えられるでしょう。

①挨拶

顔合わせの場に着いたら、まず新郎新婦が両家の親に挨拶をします。

そして、新郎から両家の紹介を行い、本日の顔合わせの目的を述べます。

事前に挨拶の言葉や自己紹介の内容を考えておくと、当日も落ち着いて話せるでしょう。

②乾杯

新郎の父親、または両家で一番年長の方に音頭を取ってもらい、乾杯をします。乾杯の前に、新郎から感謝の言葉を述べるのも◎。

③自己紹介

乾杯の後は、それぞれの家族が自己紹介を行います。名前、新郎新婦との関係、趣味などを簡単に話すと、お互いの距離が縮まります。

④会食

自己紹介が終わったら、会食を楽しみながら歓談します。

結婚式の準備のことや、家族のことなど和やかに会話を進めましょう。

料理が運ばれてきたら、適宜取り分けたり飲み物を注いだりするなど、コミュニケーションも深まりますね。

⑤記念撮影

会食の終盤には、記念撮影をすることをおすすめします。

両家が揃って写真に写ることで、素敵な思い出となりますね。お店の方に頼んだり、セルフタイマーを使ったりして、全員が写るように工夫しましょう。

両家顔合わせを成功させるための3つのポイント

二人が主導してセッティングする

まずは、それぞれの両親に希望を聞いた上で、お互いにとって負担にならない場所・日時を決めましょう。
特に、両親が地方にいる場合などには、顔合わせを行う場所選びは慎重に行うようにします。

遠方に住んでいる両親に顔合わせをお願いするとなると、どうしても移動を強いることになってしまいます。マナーを意識するあまり、体調や都合が悪い中で無理をさせることのないようにしましょう。
新郎は新郎の両親、新婦は新婦の両親に、それぞれ希望や要望をきちんとヒアリングしておきましょう。

食事をする場所についても、それぞれの両親の好みや苦手なものを事前に把握しておき、お店を決めると良いでしょう。
どちらかの両親に任せっきりにするのではなく、これから夫婦となる2人が率先して調整・セッティングをするのがポイントです

出席者を確認する

両家の顔合わせでは、誰が出席することになるのかをお互いの両親に確認しておくことも大切です。
兄弟・姉妹・祖父母は同席するのか、他の親族は参加するのかなど、事前に情報を共有しておきましょう。

顔合わせに出席するメンバーは、基本的には新郎新婦とその両親です。しかし兄弟や祖父母といった家族が同席するケースもあります。
地域のしきたりによっては、親戚を集める顔合わせもありますので、よく確認して呼ぶ人を決めましょう。

避けたいのは、どちらかの家庭は両親のみで、もう片方の家庭は両親のほか兄弟や祖父母、さらには親族も参加する……というように、数に極端なひらきが出るケースです。
事前に両家で出席者を確認し「どちらも両親のみ」「どちらも両親と兄弟まで」など確認して決めておきましょう。
参加する人数が決まったら、最適な場所・会場も選びやすくなります。

和やかな雰囲気づくり

顔合わせは婚約した2人はもちろん、それぞれの両親も緊張するものです。
率先して二人が家族・親族を紹介をしたり、話題を振ったりする心遣いも大切です
その場で両家の親睦を深められるような話題、お互いの理解が進むような話題を事前にいくつか考えておくと良いでしょう。

両家顔合わせでの女性の服装選び

顔合わせは、結納に比べてカジュアルなイベントであることから「どんな服装でも問題ないだろう」と思ってしまうかもしれません。しかし実際には、顔合わせにもやはり服装のマナーがありますので注意してください。

ラフ過ぎる格好はNG

いくら事前に相手の両親に会ったことがある場合でも、顔合わせでの服装はしっかりと気を配るべきです。
「気楽に」「気を使わないで」などと言われている場合にも、カジュアルすぎる格好は避けたほうがいいでしょう。

特に、露出の多い服装、柄物をはじめとした派手な服装、ダメージジーンズのようにダメージ感のある服装は避けてください。
また、ジャージやスニーカーといった運動をするときのような格好もフォーマルなシーンにはNGです。

ワンピースかスーツが最適

会場の雰囲気を考慮する必要はありますが料亭やレストランで顔合わせを行う場合、女性はワンピーススタイルかスーツスタイルが最適です。
上品さや柔らかさのあるデザインのワンピースか、しっかりとした印象を与えるスーツを選ぶといいでしょう。

ワンピースはカジュアルすぎない、フォーマルなデザインを選びましょう。その中でも、あまりに華やかすぎるデザインや、露出のあるワンピースは不向きです。
上品さやおしとやかさを重視して選んでください。

スーツの場合には、比較的どのようなデザインでも問題ありません。
しかし、いわゆるリクルートスーツに思えるようなデザインは避けたほうがよいでしょう。
フォーマルなシーンとは言えビジネスの場ではなくあくまでプライベートの場ですから、華やかな印象にしてくれるデザインを意識してください。

REPLETEワンピース REPLETEワンピース
フィットアンドフレアな形が女性らしいネイビーのドレス。 肌馴染みの良い優しげなカラーと柔らかに揺れるスカートは、好感度が高く品のある印象に。

AIMER ドレス kaene ドレス
前後2WAYで着られるアイボリーのブラウスに、上品な光沢感の美しいイエローのキャミソールドレスのセットアップ。 透けるような淡いピンク色と優しく広がるスカートのシルエットがフェミニンさと、清楚で女性らしい雰囲気を演出。

kaene セレモニースーツセット whitejoola セレモニースーツセット
パンツの背中部分にはゴムが入っているのでシルエットも綺麗。女性らしく華やかなカラーが顔色を明るく見せてくれる。 爽やかな水色のワンピースと白と水色のツイードジャケットのセレモニースーツセット。軽やかな色味とすっきりとしたデザインのジャケットは高感度大。

明るい色や季節に合わせたカラーを選ぶ

ワンピースのカラーを選ぶ際には、清潔感と上品さを大切にしつつ、季節感を取り入れた明るい色を選ぶと好印象です。

<おすすめカラー>

・春(3〜5月):柔らかなピンクやパステルカラー

・夏(6〜8月):涼しげなブルーやホワイト

・秋(9〜11月):モカやカーキといった深みのあるアースカラー

・冬(12〜2月):ネイビーやグレー、ブラックを基調にゴールドやシルバーなどの差し色など

どの季節も、フォーマルな場にふさわしい落ち着いたトーンを心がけましょう。

ピンクのファインレースドレス M/JILLSTUART REPLETE ドレス
繊細な柄が織り込まれたピンクカラーのレースドレス。柔らかいレース地が身体に添い、シンプルで上品な印象。 水色のレースに黒の配色刺繍のあしらわれたフェミニンなドレス。黒のレーステープが全体を引き締め、ハイウエストでスタイルUP効果も◎

Select Shop ドレス ブラックのニットドレス M/kaene
モカ色のコクーンシルエットドレス。胸元のビスチェ風デザインが特徴的。 刺繍のあしらわれたレースとニットがドッキングしたブラックのニットドレス。

ワンピースやスーツの露出は少なく

顔合わせで食事が伴う場合、ずっと着席をしていることになります。
そのため、ワンピース/スーツのスカートの丈は、短すぎないものを選びましょう。
また、胸元が大きく開いているデザインのものは避けておくのが無難です。

必ずストッキングを履く

服装に合わせる靴は、パンプスが一般的です。
このとき、必ず肌色に合うストッキングを着用するようにしましょう。
はだしはマナー違反となりますので注意してください。
また、靴を脱いであがる座敷席に通される可能性も考慮して、指先に穴があいていないかなどすみずみまで確認しましょう。

両家顔合わせでの男性の服装選び

ポイント①清潔感と品格を保つ

ポイントのひとつめは、清潔感と品格を保つ服装を心がけること。
新郎・父親・兄弟ともに、基本はダークカラーのスーツ(ネイビー、チャコールグレーなど)に、白や淡い色のシャツ、落ち着いた柄のネクタイを合わせるのが王道です。

靴は革靴を、ベルトは靴の色に合わせるなど、細部にも気を配りましょう。

Tシャツやジーンズ、スニーカーなどのカジュアルなアイテムは避け、清潔感のある服装を心がけてください。
シワや汚れがないかチェックしておくと、より良い印象を与えられます。

ポイント②会場の格式や両家の雰囲気も考慮する

ふたつめのポイントは、会場の格式や両家の雰囲気を考慮することです。
たとえば、料亭や高級レストランであれば、よりフォーマルなスーツスタイルが好印象です。

カジュアルなレストランや自宅での顔合わせであれば、ジャケットにスラックスを合わせたジャケパンスタイルでもOKな場合も。

服装選びに迷ったら、事前に新郎新婦間で話し合い、両家で服装の「格」を合わせることを意識しましょう。
片方がスーツなのに片方がカジュアルすぎる、といった状況を避けられます。

ネクタイピンやカフスボタンなどの小物を取り入れることで、より洗練された印象になるでしょう。

ポイント③季節感を取り入れる

季節に合った素材や色を選ぶことで、より快適に過ごすことができるだけでなく、おしゃれな印象を与えられます。

春夏の顔合わせであれば、通気性の良い素材や明るめの色合いを取り入れるのがよいでしょう。ライトグレーやベージュのスーツなどが涼しげでおすすめ。

秋冬の顔合わせであれば、ウールやツイード素材のスーツ、ダークトーンの色合いが適しています。
体温調節ができるように、ベストを着用したり、薄手のコートを用意したりするのも良いでしょう。

季節別の両家顔合わせ服装ガイド

両家顔合わせの服装は季節に合わせることで、より場にふさわしい装いとなります。
素材、色、コーディネートの具体例を知ることで、悩むことなく準備を進められるでしょう。

春の顔合わせにおすすめの服装

春(3〜5月)の顔合わせは、新たな門出にふさわしい明るく爽やかな印象の服装がおすすめ。
色は、桜のピンクや新緑のグリーン、空色のパステルカラーなど、柔らかく優しいトーンを選びましょう。

素材は、軽やかなシフォン、レースなどが適しています。

パステルカラーのワンピースに薄手のジャケットやカーディガンを羽織ると上品にまとまります。

春らしいイメージの花柄を取り入れたい場合は、小花柄で控えめなデザインを選び、足元は肌なじみの良いパンプスがおすすめです。

夏の顔合わせにおすすめの服装

夏(6〜8月)の顔合わせには、涼しげで清潔感のある服装を心がけましょう。

色は、爽やかなブルー系、ホワイト、ベージュ、ミントグリーンなど、涼しげな印象を与える色が適しています。
素材は軽やかなシフォン系や、上品なデザインであればリネンやコットン混のワンピースなどがおすすめです。

汗対策や冷房対策として、吸湿速乾性のあるインナーを着用したり、薄手のカーディガンを持参したりすると安心です。露出の多い服装は避け、袖のあるデザインを選びましょう。

秋の顔合わせにおすすめの服装

秋(9〜11月)の顔合わせは、落ち着いた雰囲気の中に、深みのある色合いを取り入れると上品な印象に。

色は、ボルドー、マスタード、カーキ、ブラウン、ネイビーなど、アースカラーや深みのある色がおすすめです。

素材は、ツイード、ウール混、ベロア、スエードなど、季節感のあるものが適しています。

足元はパンプスや、会場の雰囲気によってはショートブーツもおしゃれです。

バッグやアクセサリーなどの小物も、季節感を意識すると良いでしょう。

冬の顔合わせにおすすめの服装

冬(12〜2月)の顔合わせは、暖かみのある素材と深みのある色合いで、上品な印象にまとめながら、防寒対策もしっかりと行いましょう。

色は、ネイビー、チャコールグレー、ブラックなどのベーシックカラーに、ワインレッドやロイヤルブルーなどの深みのある色を差し色として加えるのも◎。

素材は、ウール、カシミヤ、ツイード、ベルベットなどが適しています。
ウール素材のワンピースや、厚手のセットアップスタイルがおすすめです。

コートはきれいめのウールコートやカシミヤコートを選び、防寒インナーを着用するなど、暖かく過ごせるよう対策しましょう。

両家顔合わせの服装例

ここからは、顔合わせにぴったりな服装を具体的にご紹介していきます。顔合わせは両家で話し合った上で、フォーマルに行う、カジュアルに行うなどそれぞれ違った雰囲気になるからこそ、シーン別の最適な服装を解説していきます。新郎新婦の服装はもちろん、両家のご家族の服装もあわせてご紹介していきますのでご参考くださいね。

フォーマルな顔合わせに最適な和装スタイル

フォーマルな雰囲気の顔合わせには、和装も最適です。

特に格式ある料亭や、ホテルのレストランでの個室などの、きちんとした場での顔合わせには雰囲気もぴったりですよ。

和装の種類は、既婚女性なら訪問着や色無地が一般的です。

訪問着は華やかな絵羽模様が特徴で、品格を保ち、華やかさを添えられます。

色無地は一色染めで、紋の有無でフォーマル度が変わりますが、紋を入れることで準礼装として着用できます。

新婦は、訪問着のほかに第一礼装である振袖を選ぶのもおすすめです。

帯は袋帯を合わせ、帯揚げや帯締めも着物の色や雰囲気に合わせて選びましょう。

アクセサリーは、かんざしや帯留めなども上品で小ぶりなデザインのものを選び、全体のバランスを崩さないように注意してください。

フォーマルな雰囲気の顔合わせを洋装で行うのも◎

料亭やホテルでの顔合わせではドレスコードが求められることが多く、服装も格式を意識すべきではありますが「格式高いスタイル=和装でなければならない」というわけではありません。そうしたシーンで、フォーマルな洋装を選ぶというのもひとつの手です。

新婦は、ワンピースやスーツの中でもデザイン性が高くフォーマルなイメージを引き立ててくれるデザインのものを着用しましょう。
新郎はダークスーツに、淡色や派手すぎないネクタイを合わせるとよいでしょう。
両家の両親、兄弟姉妹といった家族についても、同様のスタイルで問題ありません。

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ツイード生地できちんと感が演出できるブラウスとマーメイドスカートのセットアップ。ウエストタックのデザインは細見え効果も◎ ウエストが総ゴムのパンツスタイルで動きやすいが、きちんと感もありつつ女性らしさもあるセレモニースーツセット。

kaene セレモニースーツセット kaene セレモニースーツセット
ペプラムのデザインや背中のくるみボタンが可愛らしいトップスとタイトスカートを合わせたベージュのセレモニースーツセット。柔らかなベージュは、優しげで上品な雰囲気。 ツイード生地できちんと感が演出できるブラウスとマーメイドスカートのセットアップ。トップスは程よくゆとりがあり、ウエストタックのデザインは細見え効果も◎

セミフォーマルスタイルで上品さと親しみやすさを両立

両家顔合わせにおいては、完全にフォーマルな服装ではなく、上品さと親しみやすさを兼ね備えたセミフォーマルスタイルを選ぶのも良いでしょう。

特にレストランでの顔合わせや、少しリラックスした雰囲気で臨みたい場合に適しています。

例えば、ツイード素材のジャケットに同素材のスカートを合わせたり、ノーカラージャケットにプリーツスカートを合わせたりすると、きちんと感がありながらも柔らかな印象になります。

また、シルクやジョーゼットなどの上質な素材のシンプルなワンピースに、カーディガンやボレロを羽織ると、上品さが増すのでおすすめです。

色は、ネイビー、ベージュ、ライトグレー、淡いピンクなど、落ち着いた色合いを選び、足元はパンプス、バッグは小ぶりのハンドバッグが良いでしょう。

kaene ドレス ネイビーのフラワーレースワンピース M/Select Shop
繊細で大人っぽい花模様のあしらわれたオーガンジーと、ラメ糸を織り込んだジャガードを組み合わせたネイビーのドレス。 サテン生地にフラワーレースを重ねたネイビーのドレス。サテンの襟とウエストの切り替えがクラシカルな雰囲気をプラスしてくれる1着
kaeneドレス エクリュのボリューム袖Iラインワンピース M〜L/Select Shop
縦に流れるパイピングが、体のラインをすっきりと綺麗に見せてくれる計算されたデザインの1着。 一枚で華やかなボリューム袖のワンピース。軽量で丈夫な素材に、伸縮性をプラスして着心地も◎

 

kaeneドレス kaeneドレス
ローズ刺繍のレースを贅沢に使用したセットアップドレス。腕部分のギャザーが二の腕のラインをカバーし、短めのブラウスが目線を上にあげスタイルアップ効果も◎ 甘すぎない幾何学レースで女性らしいバランスをとった総レースの黒のドレス。程よい透け感は華やかで軽やかな印象にしてくれる。

堅苦しくなく和やかな会にしたいなら「カジュアル」

「せっかくの顔合わせなのだから、ほかの儀式やイベントとは違って和やかで堅苦しすぎない雰囲気にしたい!」というときにおすすめなのが、カジュアルスタイルです。
セミフォーマルよりもさらに普段着に近いイメージの、ちょっとしたおでかけのような雰囲気の雰囲気で顔合わせにのぞめます。

顔合わせを行う場所が料亭やホテルのようにドレスコードのある場所ではなく「近所のちょっといいお店」のような店舗であるのなら、カジュアルスタイルで集まって構いません。
女性の場合には、普段着のワンピースやセットアップ、スカート、シャツ、ブラウス、カーディガンといった、ややきちんと感を意識した私服が適切です。

男性の場合にはスーツではなく、カジュアルなジャケットやスラックス、チノパンでOKです。
ジャケットの内側に着用するトップスについては、シャツのように襟のあるものに限らず、比較的自由に選べます。
足元についても、革靴やパンプスに限らずにローファーやスエード靴、ヒールの低いぺたんこ靴で構いません。ただし、運動靴はカジュアルな雰囲気になりすぎてしまうので避けてください。

両親や兄弟姉妹もスーツなどではなく、カジュアルな私服を着用します。遠方から両親や兄弟姉妹を呼ぶときにも、動きやすく着心地のいい格好のまま移動できるので負担を抑えられるのはカジュアルの魅力ですね。

もちろん「どんなスタイルでもOK」というわけでなく、前述のように露出の多い服装や派手すぎる服装などカジュアルすぎるものは避ける必要があります。その中でも肩肘を張らずに、より自分らしいアイテムを身につけられるのはうれしいですよね。

服装はカジュアルにしながら、その中にもエレガントさを取り入れたいなら「アクセサリーだけ上品なものにこだわる」というのも手ですよ。

ゴールドのビジューロングイヤリング パールとお花モチーフのネックレス
キラキラしたビジューが顔周りに上品な華やかさをプラスしてくれる。 ブーケのように可愛らしく、立体感のあるお花はキュンとする甘さがある。

服装選びを相談できる!フォーマルスーツレンタルのメリット

顔合わせの食事会
両家顔合わせの服装選びに迷ったら、フォーマルスーツのレンタルサービスを利用するのがおすすめです。レンタルには、さまざまなメリットがあり、忙しい新郎新婦にとっては心強い味方です。

最大のメリットはコストを抑えられる点。高価なフォーマルウェアを購入するよりも、必要な時だけ借りることで費用を大幅に節約できます。

また、プロのスタイリストに相談して、顔合わせにふさわしい服装や体型に合ったサイズ、旬のコーディネートを提案してもらえるサービスもあるので安心して任せられるのも嬉しいポイント。

さらに、ワンピの魔法では、コーディネートやサイズを相談しながら決めたいという方のために、「アドバイステレフォン」のサービスがあります。
ホームページではわかりにくいような、細かなサイズ感や生地感、体型のお悩みなども含め、直接アドバイザーに質問できるのが魅力のひとつです。
クリーニングの手間が省けるのもレンタルならではですね。

レンタルドレスワンピの魔法へ

まとめ

両家顔合わせは、お二人の門出を祝い、両家が親睦を深める大切な機会です。
服装は清潔感と上品さを意識して選びましょう。

マナーと四季に応じたドレスやスーツ、ワンピース、和装などフォーマル〜セミフォーマルスタイルが最適です。

服装に迷ったら、フォーマルドレスなどのレンタルサービスも活用すると、コストを抑えつつ専門的なアドバイスも得られますよ。
ぜひ本記事を参考に、素敵な顔合わせの会を計画してみてくださいね。

 

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髙田公介(たかた こうすけ)

株式会社リダンダンシーの代表。 「ワンピの魔法」「リリアージュ』の運営者。 広島で不動産広告業のディレクターを経験した後、2016年11月に現在のレンタルドレス店で代表に就任。 一人でも多くの方々に、気持ちよく”お呼ばれの日”を過ごしていただくため、スタッフをまとめるだけでなく、webサイトの監修やドレスの徹底管理などさまざまな面で日々奔走。


著者PROFILE

ワンピマガジン編集部

「ワンピの魔法」は20代~60代の女性にご利用頂けるWEB上のレンタルドレス専門店。 上品でエレガントなドレスを中心に扱っており、フォーマルな場に適したドレスが多く、口コミなどでも顧客満足度が高いショップです。 すでに14万人以上が利用し、商品レビュー数も60,000件以上。 初めての方にも安心してレンタルしていただけるレンタルドレス専門店です。