家族・親戚の構成が変わるにつれて、自分が結婚式に参加する立場も変わってきます。
新郎新婦の姉妹として、また叔母や父母、祖母として出席することも増えていきます。
親戚として結婚式に出席する場合、主催側の立場となるため、服装はフォーマル感を出すことが大切です。
今回は、20代〜60代女性が親戚として結婚式に参列する服装マナーについて解説していきます。
親戚の立場別におすすめのドレスもご紹介致しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
結婚式に親族として参列する女性の服装
小さい頃のイメージが強い甥っ子や姪っ子、子供、孫の結婚式にお呼ばれしたら感慨深いですよね。
「もう結婚する歳になったのかぁ」と昔の思い出を噛み締めながら、喜びに浸っていることでしょう。
新郎新婦もきっと、ドキドキしながら結婚式の準備をしていると思います。
自分が新郎新婦の母親、姉妹、叔母、祖母の立場の場合、親戚として参列することになるわけです。
新郎新婦を華やかにお祝いしたい気持ちは強まりますが、親戚は服装マナーを守ることも大切です。
結婚式で親族はフォーマルを意識する
友人や会社関係者の結婚式では、お祝いの気持ちを表すために明るい色のドレスを選ぶ方は多いです。
親族新婦の友達や同僚などのゲストはお祝いの気持ちを華やかな衣装で会場に華を添える役割もあります。
女性らしいアシメントリーのスカートやラメが華やかなショールなどの服装が定番人気です。
しかし、自分が新郎新婦の親戚ならば、結婚式では主催者になるので立場が変わってきます。
新郎新婦のゲストをお迎えする側になるため、友人の結婚式に参列する時よりもフォーマル感を出すことが求められます。
披露宴には新郎新婦の友人や会社関係者も多く参列しますので、上品な服装や振る舞いを心がけるようにしてください。
親戚の服装マナーとしては、華やかさは抑えて、肌の露出も極力抑えたフォーマルスタイルがベストです。
ドレスは柄物よりも無地の方がフォーマル度が高く、落ち着いたカラーが好印象です。
例えば、黒やネイビー、ダークグリーンといった派手過ぎない上品な装いを意識してください。
親族はあくまでもゲストをおもてなしする側になるので、きちんとした印象を与えるようにしましょう。
当日の結婚式で「何だか自分だけ浮いている…」ということがないように注意が必要です。
フォーマルでも地味すぎないことが大事
親戚として結婚式に出席する場合は、友人や同僚よりもフォーマル感を意識することが分りました。
ただし、気をつけたいのはオフィススタイルのような地味な服装にならないように注意が必要です。
ドレスのカラーが落ち着いた色味で肌の露出を抑えたコーディネートはどうしても地味になりがち。
披露宴はお祝いごとですから、きちんと感に上品さもプラスすることが大切です。
例えば、黒のドレスの単体の場合、全体が暗い印象になってしまうので、パールのネックレスや羽織物で明るさも添えると良いです。
写真撮影の際にお祝いらしく、明るい雰囲気が出るようにドレスを選ぶと良いでしょう。
地味なドレスを選んで控えめにするのではなく、年代に合った上品な雰囲気に仕上げます。
それでは早速、親戚の立場別に服装マナーを見ていきましょう。
母親として結婚式に出席する服装
新郎新婦の母親として披露宴に出席する場合は、親戚の中でも最もフォーマル度が高い「正礼装」となります。
正礼装と呼ばれる服装は、和服の場合は黒留袖、洋装の場合は、昼間の披露宴はアフタヌーンドレス、夕方から夜はイブニングドレスです。
日本の古典的な結婚式では、母親は黒留袖、色留袖などの和服が一般的でした。
しかし最近は、結婚式会場によっては母親もドレスを選び洋装で出席するケースも多いです。
ホテルや結婚式会場であっても、親戚で格式を揃えて、全員が洋装にする場合も多く見られます。
母親のドレス選びのポイントは華やかさよりも上品さを意識して、肌の露出は控えたコーディネートを重視してください。
スカートの丈は座った時に膝上にならないように膝下の長め丈のドレスを選ぶと安心です。
ノースリーブのドレスの場合は、羽織物はジャケットを添えて肩や腕の露出を抑えましょう。
ドレスの生地はシャンタン素材や織り柄模様を選ぶと上品な華やかさを演出できるのでおすすめです。
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姉妹として結婚式に出席する服装
新郎新婦の姉妹として結婚式に出席する場合も基本的に落ち着いたフォーマルが適しています。
年が近い兄弟姉妹の場合は、友人や同僚の結婚式に着用した同じドレスを選びがち…。
しかし、あくまでもゲストをお迎えする立場であることを忘れずに服装を選びましょう。
ご両親がタキシードや留め袖を選ぶ場合は、同様に和装を選んで厳格さを揃えても良いでしょう。
未婚の姉妹ならば「振袖」、既婚の姉妹の場合は「黒留袖」または「色留袖」が適しています。
必ずしも和装を選ぶ必要はなく、上質な素材で上品な光沢のあるドレスを選ぶケースも多いです。
基本的にフォーマル感を重視すれば、フォーマルドレスやカクテルドレスでも問題ありません。
新郎新婦の姉妹は、ネイビー、ブラック、深いグリーンなどの落ち着いた色合いがおすすめです。
親戚として出席する場合、地味すぎる服装はお祝いの席にふさわしくないので気をつけましょう。
黒やネイビーなど落ち着いた色のドレスを選んた場合は羽織物や小物類などで華やかさを添えましょう。
叔母として結婚式に出席する服装
叔母として結婚式に出席する場合は、新郎新婦の両親や兄弟姉妹よりも格上ならないように注意しましょう。
フォーマルワンピース、セレモニースーツを選び、
色は黒、ネイビー、ベージュ、シルバーグレーなどのドレスにジャケットタイプがおすすめです。
ドレスの生地は上品な光沢がある上質な無地のデザインを選びましょう。
フォーマル感を出すために、ドレスのカラーに合わせてはおりものはジャケットを用意しましょう。
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祖母として結婚式に出席する服装
新郎新婦の祖母として結婚式に出席する場合も基本的にきちんと感のある服装を選びます。
洋装では黒・ネイビー・ベージュ・シルバーのフォーマルワンピースを選ぶと良いでしょう。
ドレスは長時間着用すると疲れやすいので、ウエストはゆったりとしたサイズを選ぶことをおすすめします。
親族としての結婚式服装NGマナー
ここからは、親族として結婚式に出席する際の共通したNGマナーを見ていきましょう。
新婦の純白の衣装を際立たせるために、女性ゲストは白いドレスはもちろん、薄いベージュやゴールドにも注意が必要です。
新郎新婦と年齢が近い兄弟姉妹として結婚式に参列する場合、上品なベージュゴールドは人気があります。
しかし、全身鏡で見たときに全体が白っぽくなるコーディネートは避けるようにしてください。
昼間の披露宴では写真撮影がありますので、照明ライトや日差しに反射して白く映る可能性が高いです。
「白じゃないから大丈夫」と思っていても、白く見える場合もNGとなります。
親族が海外挙式に出席の場合の服装
新郎新婦が海外で挙式する場合は、基本的には現地の正装を選びます。
例えば、ハワイやグアムといったビーチリゾートでの挙式の場合は、ムームーと呼ばれるロングドレスにパンプスを合わせます。
眩しい青空の下映えるような黄色や赤グリーンといたカラフルなドレスが適しています。
結婚式の招待状に「平服」や「カジュアルな服装」という指定があった場合はワンピースにパンプスを合わせたスタイルが良いでしょう。
海外挙式の場合、前もって新郎新婦に希望の衣装を聞いておくと、当日は迷わずに安心して迎えられます。
親族として出席する羽織物の選び方
最近は、多くのドレスがノースリーブのスタイルとなっています。
親戚が結婚式のドレス選びをする際にノースリーブのドレスを選んでも問題ありません。
しかし、昼間の披露宴の場合は肩や腕が出るノースリーブには羽織ものが必要となります。
真夏の季節やカジュアルな会場であっても、肩や腕の露出はNG マナーなので要注意。
親戚のドレスにはきちんと感のある袖付きのジャケットを合わせると好印象です。
例えば、黒やネイビーといったダークカラーのドレスを選んだ場合、ベージュやシルバーの羽織ものが適しています。
逆にベージュやシルバー系のドレスを選んだ場合は黒やネイビーのジャケットを合わせると全体が引き締まります。
注意する点は写真撮影の際に全体的に白っぽくならないこと、喪服のように暗い印象にならないこと。
ベージュやシルバーといった明るめのカラーは光に反射しやすいので注意してください。
全体が暗くなってしまった場合はパールアクセサリーやビーズのバッグなどで華を添えましょう。
ノースリーブドレスには羽織物が必須
親戚として出席する場合は、肌の露出を極力少なくすることも大切です。
背中や胸元などはもちろんのこと、スカートの丈や肩が見えないように注意しましょう。
昼間の結婚式では肩を露出しないのがマナーとなり、ノースリーブのドレスには必ず羽織物の準備が必要です。
例えば、ジャケットはきちんとした印象となるので親戚の参列者には相応しいといえます。
ドレスのカラーに合わせてショールやストール、ボレロを合わせても素敵です。
ただし、挨拶の時にお辞儀をしたり食事をする際に、ショール肩からズレ落ちやすいので要注意。
特に受付をされる方は、ショールを羽織るよりも、袖付きのジャケットやボレロの方がおすすめです。
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靴・バッグなどの小物の選び方
足元は、必ずベージュのストッキングを履き、ヒール3センチ〜5センチ程度のパンプスがベストです。
真夏でも素足は失礼になりますので、必ず肌色のストッキングを履くようにしてください。
黒いタイツや柄のストッキングもカジュアルな印象になるのでNGです。
つま先の見えるミュールやサンダル、高すぎるヒールやヒールなしの靴はフォーマル感に欠けるので避けるようにしてください。
バッグの選び方は、昼間の披露宴の場合、ビジューやパールがきらびやかなものは光に反射するので避けてください。
光沢を抑えたゴールドやベージュの小ぶりのパーティーバッグが適しています。
ヒョウ柄・ファー素材・革のバッグはお祝いの席にふさわしくありません。
大きな荷物がある時はバッグをフロントに預け、会場にはパーティーバッグで参加するようにしましょう。
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親戚が結婚式に出席する際の持ち物リスト
当日は慌ててしまわないように、必ず必要なものは前もって準備しておきましょう。
- 結婚式の招待状(集合時間や場所が分かる)
- 会場の受付係、結婚式場スタッフに渡す心付けのぽち袋
- スピーチする場合は原稿
- 着替えのバッグ
- ハンカチ
まとめ
親戚として披露宴に出席する場合は、きちんと感やフォーマルさを意識することが大切です。
ただし、全身が暗くなってしまわないように、羽織物や小物使いで適度な華やかさを加えます。
それでは、素敵な結婚式になるように祈っております。