友達の結婚式の余興を頼まれてダンスをすることにしたとき、「どんな曲にすれば盛り上がれるのかな」と曲選びに悩んでしまう人も少なくありません。また、盛り上がれる曲を選んだとしても、振り付けが難しかったり、衣装の準備が大変だったりと、曲を決めてから後悔するケースもあります。
そこで今回は、結婚式の余興におすすめの盛り上がるダンス曲をまとめました。どのようにして曲を決めればよいのか、ダンス初心者や練習時間の取れない人にもおすすめのダンス曲はどれかということもあわせてご紹介しています。また、結婚式の余興でダンスを披露する際のポイントと注意点についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
どのようなイメージで踊るかを決めてから曲を選ぶ
「余興でダンスを披露する!」と決めた場合、いきなり曲の選定に入るのではなく、まずはどのようなイメージのダンスにするのかを決めるのがおすすめです。イメージは、大きく分けて次の4つになるでしょう。
- かわいい系
- カッコいい系
- ポップ系
- コメディ系
また、ほかのゲストの余興が同じダンスであった場合は、新郎新婦に確認して同じようなイメージの曲とならないように選ぶと失敗がありません。以下で、イメージごとのアドバイスと、それぞれに合った曲をみていきましょう。
かわいい系ダンス
新婦の友人なら、かわいい系ダンスがおすすめ。衣装も思いっきりかわいらしくすれば、大いに盛り上がることでしょう。ポイントは、恥ずかしがらずに「アイドルになりきる」ことです。以下のような曲がおすすめです!
ハッピーサマーウェディング(モーニング娘。)
すっかり結婚式の余興の定番となった一曲。花嫁が両親に向けたメッセージが歌詞になっているので、ぜひ新婦にも参加してもらいましょう。ウェディングドレスでダンスは難しいという場合は、途中のセリフ部分だけを新婦に言ってもらうのがおすすめです。きっと、新婦のご両親の涙を誘うでしょう。
恋するフォーチュンクッキー(AKB48)
こちらも結婚式で定番となりつつある曲です。幅広い年代の人に知られているため、失敗の少ない選曲といえます。振り付けが簡単なわりには「かわいらしさ」で盛り上がることができるので、練習時間がなかなか取れない忙しい人でも大丈夫。衣装も、チェック柄を取り入れればAKB48っぽいイメージになります。
サビの部分の振り付けを会場の全員にも参加してもらうと、より盛り上がるでしょう。
恋(星野源)
「恋ダンス」は、小さい子どもから大人まで、踊ってみたことがあるという人が大勢いるのではないでしょうか。そのくらい大ヒットしたこの曲は、今でもイントロが流れてくると自然に体が動き出すという人も少なくないでしょう。「夫婦」をテーマにした歌詞も結婚式の余興にピッタリ。衣装にもそれほど凝る必要がないのもポイントです。
カッコいい系
ダンスに自信のあるメンバーなら、キレのあるダンスを披露して会場を沸かせましょう。全員がビシッと揃うまで完璧に仕上げることができれば、拍手喝采間違いなし!
Rising Sun(EXILE)
男性がカッコよく踊りたいときにおすすめなのがEXILEです。なかでもこの曲はとてもさわやかで明るいイメージなので、新郎新婦のこれからの生活を祝福するのにピッタリ。かなり激しい踊りなので、十分に練習しておきましょう。スーツで踊るのもカッコいいですが、スーツが破れる可能性もあるのでご注意を。
R.Y.U.S.E.I(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)
「ランニングマン」が大人気で、幅広い世代に知名度の高いこの曲も、盛り上がり間違いなしの一曲です。こちらもかなり難易度が高いといえますが、練習時間が取れるようであればぜひ挑戦してみてください。
Follow Me(E-girls)
男性のEXILEに対して、女性がカッコよく踊るなら、やはりE-girlsでしょう。明るくポップなこの曲は、それなりに知名度もあるので結婚式にも最適です。
新婦側の友人がダンスを踊る場合はかわいい系が多いため、この曲をカッコよく踊ることができれば注目されること間違いなし。ただし、かなり難しいので、ダンスに自信がある場合や十分に練習時間を取れる場合に限っておすすめします。
バブリーダンス(ダンシング・ヒーロー(荻野目洋子)
新郎新婦のご両親がバブル世代なら、バブリーダンスもおすすめです。「ダンシング・ヒーロー」は誰もが一度は耳にしたことがある曲なので、ゲスト全員にノッてもらえるでしょう。新婦にセンターで歌ってもらい、バックで踊るのもよいですね。衣装やメイクを’90代っぽくするのを忘れずに。
ポップ系
明るく楽しく盛り上げたい場合は、ポップ系ダンスを選ぶといいでしょう。ほかのゲストにも手拍子で参加してもらえば、会場全体で楽しんでもらえます。
じょいふる(いきものがかり)
パワフルに盛り上げたいときにピッタリなのが、この曲。明るく楽しい曲調で、一気に会場を元気いっぱいにしてくれます。あらかじめゲストにおそろいのハンカチなどを渡しておき、サビの部分で一緒にぐるぐる回してもらうと、より盛り上がります。
愛を叫べ(嵐)
新郎と新婦が同級生である場合には、新郎側のゲストと新郎で、ぜひこの曲を踊ってみてください。歌詞の内容が2人とピッタリ重なって、感動もよりいっそう盛り上がるでしょう。振り付けも比較的簡単なので、チャレンジしやすいダンス曲です。
コメディ系
笑わせつつ盛り上げたいなら、コミカルな歌詞や振り付けが特徴の曲を選びましょう。髪型やメイク、衣装なども完コピすれば、登場するだけで盛り上がります。
女々しくて(ゴールデンボンバー)
紅白歌合戦でも何度か歌われたこの曲は、誰もが知っているといっても過言ではないでしょう。コミカルな歌詞と振り付けが、結婚式を楽しく盛り上げてくれます。おもちゃのドラムやギターなどの楽器を使うと、より笑いを取ることができます。
ポイントは、メンバーのうち誰か1人は白塗りで参加すること。ためらわれる場合はお面を作って着けるのもいいかもしれません。
USA(DA PUMP)
こちらも、誰もが聞いたことのある一曲。1番は普通に、2番は替え歌にするなどすれば、より楽しんでもらえるでしょう。サビの「いいねダンス」では、ぜひ新郎にも参加してもらいましょう。ただし、完コピしようとすると意外と難しいので、練習時間は十分に確保しておくことをおすすめします。
PERFECT HUMAN(RADIO FISH)
一見カッコいいダンスに見えますが、しっかりと笑いも取れるおすすめの一曲。名前を連呼するところは新郎の名前に変えましょう。それに応じて新郎もダンスに参加すれば、大いに盛り上がること間違いなし。
マブダチ(氣志團)
結婚式のために作られたようなこの曲は、新郎側のゲストにぜひ選んでほしい一曲です。リーゼントや学ランなどで笑いを取りつつ、感動的な歌詞で涙を誘うこともできます。振り付けも簡単なので、あまり練習時間が確保できない場合でも大丈夫です。
結婚式の余興でダンスを披露する際のポイントと注意点
曲が決まれば、あとは衣装や小物などの準備と練習あるのみです。ここでは、結婚式の余興でダンスを披露する際に押さえておきたいポイントや注意点をお伝えします。
十分に練習する
仕事などで毎日忙しいなか、練習時間を確保するのは難しいものです。メンバー全員が揃って練習できたのは1回だけというケースも珍しくありません。とはいえ、忙しさを理由に練習をおろそかにした状態で当日を迎えると、グダグダなダンスを披露するハメに。それでは新郎新婦にもほかのゲストにも失礼です。
メンバー全員が揃わなくても〇人以上揃えば練習すると決めれば、練習回数を多く確保できます。また、1人でも参考動画を見て練習を重ねることはできます。このような工夫をして、できるだけ完成度を上げた状態で本番に臨みましょう。完成度と感動の大きさは比例します。
恥ずかしがらない
「練習不足でうまく踊れる自信がない」「人前で踊るのは恥ずかしい」という気持ちは、多かれ少なかれ誰でも抱くものです。しかし、だからといって照れながら踊るのは、カッコいいものではありません。
「プロではないので失敗しても仕方ない」といった開き直りと、「私が主役!」「新郎新婦やゲストを楽しませよう」という気持ちが大切。笑顔を絶やさず、思いっきり踊りましょう。
動きは大きく
「自信がない」「恥ずかしい」という気持ちや「間違ったときに目立つから」という思いから、自分でも気づかないうちに動作が小さくなっている場合もあります。しかし、せっかく練習を重ねて振り付けを完璧に覚えても、動きが小さいとうまく見えません。間違っても大丈夫。堂々と踊れば、それだけで素晴らしいダンスに見えるのです。
式場のスペースを事前に確認する
曲によっては、ダンスをするのに広いスペースが必要になる場合もあります。一生懸命練習したのに、当日になって「このスペースではダンスは無理」だということがわかれば、せっかくの苦労も水の泡です。
余興にダンスを披露する場合は、できれば事前に式場を見学して、どの程度のスペースが使えるのかを確認しておくことをおすすめします。式場を直接見学する時間がない場合は、新郎新婦にスペースの大きさを確認してもらいましょう。
【まとめ】楽しく踊って会場全体を楽しませましょう
今や、余興は結婚式を盛り上げるために欠かせない位置づけです。そのなかでも、ダンスはもっとも盛り上がりやすい余興といえるでしょう。新郎新婦にとっては一生に一度の結婚式です。十分に準備をして、「余興をお願いしてよかった」と思ってもらえるような、会場全体で盛り上がれるダンスを披露してください。