結婚式で時計を付けてもOK?女性向け腕時計&アクセサリーのマナーを徹底解説

監修者PROFILE

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  • 髙田公介(たかた こうすけ)

    株式会社リダンダンシーの代表。
          「ワンピの魔法」「リリアージュ」の運営者。
    広島で不動産広告業のディレクターを経験した後、2016年11月に現在のレンタルドレス店で代表に就任。
    一人でも多くの方々に、気持ちよく”お呼ばれの日”を過ごしていただくため、スタッフをまとめるだけでなく、webサイトの監修やドレスの徹底管理などさまざまな面で日々奔走。

結婚式のお呼ばれでは、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーを付けることが推奨されています。

時間を確かめるときに、便利な腕時計。これはアクセサリーの一部になるのかどうか、迷う方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は結婚式に腕時計を付けたい方に向けて、

  • 結婚式の腕時計は「式の雰囲気によっては」OK!
  • 腕時計のOK例とNG例を具体的に解説
  • 時計の代わりになるのは「上品デザインのブレスレット」

これら3つのポイントをご紹介します。

結婚式お呼ばれの時計やアクセサリーのマナーを確認したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

結婚式に時計はOK?

結婚式に時計(腕時計)を付けても良いのかというと、「正礼装や準礼装が推奨される格式の高い挙式」に参列する場合は、基本的にNGです。

ただし、例外となる結婚式も存在します。まずは、「なぜ腕時計は避けたほうが無難なの?」「腕時計を付けてもOKな結婚式とは?」この2点について解説します。

「時間を気にする」ように見えるため避けたほうが無難

腕時計はすぐに時間を確認できるため、便利なアクセサリーです。さらに、スーツスタイルには合わせやすいため、時計を付けても良さそうな気もしますよね。

しかし、結婚式のお呼ばれでは基本的にはNGです。また、正礼装や準礼装(フォーマルドレスやセミフォーマルな服装)が求められる、

  • 格式の高いホテルでの挙式
  • 上司など目上の方の結婚式
  • ゲストをもてなす側になる親族の結婚式

では、避けたほうが無難と言えます。

なぜなら、腕時計を見ることが「時間を気にしている」ような印象を与えるためです。

結婚式は時間を忘れて、新郎新婦をお祝いする1日。腕時計を付けて時間を気にしているのは「そろそろ帰りたい」「次の予定がある」ような仕草になるため、最初から付けていかないか、会場に入る際に外すことをおすすめします。

カジュアルな挙式、ドレスコードによってはOK

「腕時計はNG」が基本とはいえ、例外もあります。例えば、

  • カジュアルな雰囲気の挙式
  • ドレスコードなどで「あまり着飾らないでOK」と指定がある場合
  • 比較的若い世代の多い挙式

結婚式の様式はさまざまで、中には「そこまでドレスアップしなくても良い」と考える新郎新婦もいます。時代に合わせて結婚式のあり方も変わっているため、一概に「腕時計はNG」とはいえないのが実情です。

今では時間を確認するのは、スマホが主流ですよね。「腕時計=時間を確認するもの」ではなく、「腕時計=アクセサリー」という価値観があることも、頭に入れておきましょう。

【OK例】結婚式の腕時計

では、結婚式にはどんな腕時計がOKなのでしょうか。ここからは男性と女性に分けてOK例の腕時計をご紹介します。

あわせてNG例も解説するため、具体的にどんな時計を付けていくかを検討してみましょう。

【男性なら】シルバーのメタルバンドタイプ、黒系のレザーベルトタイプ

スーツスタイルと合わせやすい腕時計。男性はおしゃれの1つとして、腕時計を楽しむ方も多いです。

男性が腕時計を付けるなら、

  • シルバーのメタルバンドタイプ
  • 黒系のレザーベルトタイプ

この2種類がおすすめです。

ゴールドよりもシルバーのほうが落ち着いた印象があり、さらに黒系のレザーベルトは大人っぽくシックな雰囲気にもなります。

カジュアルなデザインは避け、シンプルかつフォーマルなデザインを選ぶのがポイントです。

【女性なら】ブレスレットのような時計、落ち着いたゴールドの時計

女性は結婚式お呼ばれではドレスを着用することが多いです。服装に合わせて、アクセサリーのように付ける腕時計なら全体のコーディネートにマッチします。

  • ブレスレットのような時計
  • 落ち着いたゴールドを使った時計

この2種類は色合いが派手過ぎず、ドレススタイルを邪魔することなく使えるでしょう。

大ぶりの腕時計は全体に馴染まないため、華奢なデザインで小ぶりな文字盤のものを選ぶのがポイントです。また、ドレスと時計の色味、他アクセサリーと時計の色味を統一すると、腕時計が目立ちすぎるのを避けることができますよ。

【NG例】結婚式の腕時計

腕時計を付けてもOKな結婚式だとしても、挙式の雰囲気に合わせる必要があります。そのため、「どんな腕時計でもOK」ではない点に注意しておきましょう。

では、具体的にどんな腕時計がNGなのか詳しく解説します。

汚れているもの

結婚式はフォーマルな場なので、ゲストの身だしなみや服装もマナーの1つです。汚れた腕時計は「だらしない印象」「汚いと思われる」ため、付けていかないようにしましょう。

例えば、ベルト部分が黒ずんでいる革製の時計、金属部分がくすんだりさび付いているもの、文字盤が割れたり亀裂が入っているものはNGです。手元の清潔感を保つためにも、腕時計は事前に手入れしておきましょう。

もし腕時計をつけるなら、事前に汚れをしっかり拭いておきましょう。傷や汚れが目立つようなら、思い切って時計を外すのも1つの選択肢です。

派手すぎる、大きすぎるもの

結婚式の主役は新郎新婦です。あまりにも目立つものやカラーをふんだんに使った派手なデザインは、悪目立ちすることがあります。

例えば、

  • 文字盤にラインストーンが散りばめられたデザイン
  • ゴールド、シルバーなどギラギラと光る派手なもの
  • スポーツウォッチのような厚みがあるごつめデザインの腕時計

は避けたほうが無難です。

女性の場合、派手なものやカジュアルすぎるものを選ぶと、ドレスとのバランスが崩れてしまうことも。男性、女性どちらも「控えめなデザイン」「上品なもの」を選ぶようにしましょう。

ドレスとアンマッチなデザインのもの

腕時計のデザインとドレスの雰囲気が合わないと、全体をせっかくフォーマルにまとめたのにちぐはぐな印象になってしまいます。

特に注意したいのは、メンズライクな時計やゴツめのデザインです。

  • 大きめの文字盤で存在感があるもの
  • 女性が付けるメンズ向けのクールなデザイン
  • カジュアル感のあるダイバーズウォッチ、ミリタリーウォッチ

以上のような腕時計は、たとえハイブランドの時計だとしても結婚式のエレガントな雰囲気には合いません。

腕時計を付けるなら、フェミニンなデザインやブレスレット感覚で付けられる華奢なデザインのものを選びましょう。

結婚式の時計を付けるときのマナーとは?

次は、「時計を付けてもOK」な雰囲気の挙式に参列するとき、腕時計を付けるなら知っておきたいマナーを解説します。

時計をちらちら見るのはNG

記事冒頭でもお伝えしたように、結婚式の腕時計は基本的にNG。なぜなら「腕時計=時間を気にしているように思われる」からです。

そのため、もし腕時計OKの結婚式だとしても、時間の確認は最低限にしておきましょう。

「トイレや化粧直しなど、席を立った際に確認する」「基本的に式場では腕時計を覗き込まない」など、気を付けておくと好印象な振る舞いができます。

ヒビ、汚れのある時計はNG

先ほどもご紹介したように、NG例で挙げた腕時計は結婚式の場では避けておきましょう。

特に結婚式や披露宴では、会食の機会も多いです。そのため、腕時計の汚れは特に気にしておきたいポイントです。

食事の場では手首や手元に注目が行きがちなので、清潔な腕時計を選ぶのは大切なマナーとなります。

【時計の代わりに】ブレスレットで手元のおしゃれを

腕時計は最近では「アクセサリーの一部」として見られる風潮にあり、確かに寂しくなりがちな手元を着飾るアイテムです。特に夏場の結婚式だと、袖のないドレスには腕に付けるアクセサリーが映えますよね。

腕時計がNGなら、ブレスレットでおしゃれを楽しむこともできます。ブレスレットも腕時計と同じく、

  • 華奢で上品なデザインのブレスレット
  • 一連のパールブレスレット
  • エレガントな印象のあるバングルブレスレット

以上のようなデザインがおすすめです。

結婚式で付けてもOK、ドレスとも合わせやすいブレスレットを以下に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ホワイトパールとビジューのブレスレット ゴールドメタルフラワーブレスレット
大小パール、ビジュー、透明のスワロフスキーが煌めくブレスレット。 お花と葉をモチーフにしたゴールドのブレスレット。
ゴールドのウェーブバングル パールとシルバーチェーンの2連ブレスレット
うねりが美しく光沢を放つゴールドバングル。 輝くチェーンと華奢なパール&メタルバーが連なった目を惹くデザインの2連のネックレス。

結婚式で付けるアクセサリーのマナー

腕時計のOK例、NG例をそれぞれ押さえたら、あわせて付けるアクセサリー全体のマナーも知っておきましょう。

気を付けたいポイントとアクセサリーの選び方を解説します。

花嫁を連想するアクセサリーはNG

結婚式では花嫁と被るファッションは避けるのがマナーです。アクセサリーも例外ではなく、以下のようなアイテムはNGとされています。

純白のパールネックレス(2連以上のものやゴージャスすぎるもの)
ティアラやコサージュなど、花嫁が身につける可能性が高いもの
ホワイト系の大ぶりなアクセサリー(花嫁のドレスと被る)

パール自体はフォーマルな場で使われることが多いですが、花嫁が身につけることが多い「純白」「ボリュームのあるデザイン」は避けたほうが無難です。

派手でカジュアルなアクセサリーはNG

結婚式ではフォーマルな雰囲気に合わせて、カジュアルすぎるものや派手なアクセサリーは避けるのがマナーです。

例えば、

  • ジャラジャラと音が鳴る大ぶりのブレスレット(厳かな雰囲気を壊す)
  • カラフルでポップなデザインのイヤリングやネックレス(普段使いのようなもの)
  • 大ぶりのビジューネックレス(主役級の輝きがあるもの)

これらのアクセサリーを避け、上品に見えて華やかなもの、控えめなものを選びましょう。

時間帯に合わせて選ぶと◎

結婚式のアクセサリーは厳密にいうと、昼と夜でふさわしいデザインが異なります。

フォーマルファッションのルールとして「昼は控えめで上品に」「夜はより華やかに」という考え方があるため、選ぶときの基準にしてみましょう。

昼間の結婚式お呼ばれにおすすめのアクセサリー

昼間の結婚式は、派手すぎず、上品なアクセサリーを選ぶのがポイントです。特に、パールやシンプルなデザインのジュエリーが適しています。

ピンクゴールドの透かしフラワーヘアクリップ 1粒パールイヤリング(8mm)
ゴールドのビーズとビジューのブーケピン。 シンプルな1粒のパールイヤリング。
グレージュのスライド式ベルト フラワーとミニパールのバレッタ
グレージュの細ベルト。 フラワーモチーフに小粒のパールが散りばめられたバレッタ。

夜間の結婚式お呼ばれにおすすめのアクセサリー

夜の結婚式は、昼よりも華やかな装いが許されるため、ゴールドやビジューなどのアクセサリーを取り入れてみましょう。揺れるピアスなども推奨されますが、あまり長いものは避け、ほどよいゴージャス感を大切にするのがポイントです。

シルバーのメタルボールイヤリング ゴールドのフラワーモチーフイヤリング
ボリュームのあるシルバーのイヤリング。 フラワーモチーフの下にコットンパールが可愛らしく揺れるイヤリング。
透かしシルバーバングル
丸みのある曲線にパールとビジューが華やかなシルバーのバングル。 パール、ビーズ、ビジューの3層に組み合わされているネックレス。

【まとめ】結婚式の時計は挙式の雰囲気に合わせて選ぼう

結婚式に腕時計をつけるのは、フォーマルな場では基本的にNG。しかし、カジュアルな挙式やドレスコード次第では許容されることもあります。

付ける場合は、シンプルで上品なデザインを選び、派手すぎるものや汚れた時計は避けましょう。時計の代わりに、華奢なブレスレットを取り入れるのもおすすめですよ。

合わせるアクセサリーも結婚式お呼ばれの服装マナーを考慮し、式場の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。マナーを守ったおしゃれを楽しみ、結婚式当日を華やかな服装でお祝いしてくださいね。

監修者PROFILE

髙田公介(たかた こうすけ)

株式会社リダンダンシーの代表。 「ワンピの魔法」「リリアージュ』の運営者。 広島で不動産広告業のディレクターを経験した後、2016年11月に現在のレンタルドレス店で代表に就任。 一人でも多くの方々に、気持ちよく”お呼ばれの日”を過ごしていただくため、スタッフをまとめるだけでなく、webサイトの監修やドレスの徹底管理などさまざまな面で日々奔走。


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ワンピマガジン編集部

「ワンピの魔法」は20代~60代の女性にご利用頂けるWEB上のレンタルドレス専門店。 上品でエレガントなドレスを中心に扱っており、フォーマルな場に適したドレスが多く、口コミなどでも顧客満足度が高いショップです。 すでに14万人以上が利用し、商品レビュー数も60,000件以上。 初めての方にも安心してレンタルしていただけるレンタルドレス専門店です。