結婚式のコーディネートの定番といえばワンピースやドレスですよね。一方で、最近では「オールインワン」を選ぶ人も増えています。
オールインワンとは、トップスとパンツがつながったタイプのドレスです。きれいなシルエットや、大人っぽい雰囲気が魅力的なアイテムですが、式にふさわしいのか不安に思うこともありますよね。
この記事では、
- 結婚式でオールインワンを着るときのマナー
- オールインワンの選び方
- きれいめに見せるコーデのポイント
を紹介します。
オールインワンとは?
オールインワンとは、上下がつながったデザインの服で、ワンピースのような一体感がありながらパンツスタイルで動きやすいのが特徴です。
きれいめの素材やシルエットを選べば、式にもなじむ華やかなコーデが楽しめます。
結婚式でオールインワンを着ても大丈夫?
結婚式にオールインワンを着ても基本的にはマナー違反にはなりません。
ただ、世代によっては「パンツスタイルはカジュアルすぎる」と良くない印象を持つ方もいます。
素材感やシルエット次第で雰囲気が大きく変わるため、フォーマルな式にふさわしいきれいめのデザインを選ぶのがポイントです。
特にベアトップタイプや、肩まわりが大きく開いたデザインは肌の露出が多く、結婚式の場ではふさわしくない場合もあります。その場合は、羽織物を合わせて調整しましょう。
また、トイレでの着脱のしやすさも、実用面から確認しておくと安心です。オールインワンはデザインによって普段着に見えがちですが、正しく選べば上品で洗練されたコーデが叶います。
結婚式におすすめなオールインワンの選び方
オールインワンを結婚式で上品に着こなすには、素材やデザイン、色合いなどに気を配ることが大切です。
ここではマナーを押さえながら、雰囲気に合った選び方のポイントを紹介します。
素材感を意識する
オールインワンは素材によって印象が大きく変わります。綿やポリエステルのカジュアルな生地は普段着感が出やすいため、結婚式には不向きです。
サテンやシフォン、レースなど光沢や透け感のある素材を選べば、きれいめで華やかな雰囲気になり式にもふさわしいコーデになります。
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アシンメトリーなチュールフリルが引き立つ、LAGUNAM00Nブランドらしいチャコールグレーのパンツドレス。 | Vネックのシンプルなオールインワンに、チュールをふんだんに使用したボリューム感のあるブラウスのセットアップ。 |
ドレスコードにふさわしいデザインを選ぶ
結婚式でオールインワンを選ぶときは、ドレスコードを意識することが大切です。胸元が大きく開いたベアトップタイプや背中の大胆なカットは、式の場ではマナー違反になることも。
袖ありやレース使いなど上品に見えるデザインを選べば、フォーマル感をしっかり押さえつつおしゃれなコーデが完成します。
色選びに注意
結婚式でのオールインワンは、色選びにもマナーがあります。
まずは、花嫁とかぶる白や淡いアイボリーは避けましょう。また、ビビッドな赤や蛍光色は派手すぎるためNGです。
ネイビーやダークグリーン、くすみ系の落ち着いたトーンなら、きれいめで上品に見えて式にもなじむコーディネートが完成します。
シルエットに注意してサイズを選ぶ
オールインワンは体のラインが強調されやすいので、シルエットとサイズ感の見極めが大切です。ぴったりすぎると動きにくく、逆にだぼっと着るとだらしなく見えるため結婚式には不向きになります。
ウエストマークやタック入りなど、きれいめに見えるデザインを選べば、スタイルアップとフォーマル感を両立できます。
結婚式におすすめのオールインワンコーディネートをご紹介
結婚式にふさわしいオールインワンの着こなしを、クールな着こなしと大人フェミニンの2タイプに分けて紹介します。
かっこいい系のデザイン
シャープなシルエットや落ち着いた色合いをベースにした「かっこいい系」のオールインワン。
知的で大人っぽい雰囲気を演出でき、かっちりとしたジャケットやポインテッドトゥのパンプスと合わせればフォーマルな場にもぴったりです。
ブラックやネイビーなど定番カラーにラメやレースを取り入れると、華やかさとスタイリッシュさを両立できます。
ラメチュール袖が華やかなブラウンパンツドレス
落ち着いたブラウンカラーに、ラメ感のあるチュール袖を合わせた大人っぽいパンツドレスです。ワイドシルエットが脚長効果を演出し、知的でかっこいい印象に仕上がります。
程よい透け感で女性らしさもあり、シンプルなジャケットやゴールド系アクセと合わせると結婚式のきれいめコーデにぴったりです。
レース切替が上品なネイビーパンツドレス
ネイビーの落ち着いた色合いに、袖と裾のレース切替が華やかさを添えるパンツドレスです。シンプルながらも透け感が軽やかで、ジャケットを羽織ればフォーマル感もしっかり。
アクセサリー次第で式から二次会まで幅広く活躍し、知的で洗練されたコーデを叶えます。
フリルデザインが華やかなブラックパンツドレス
ブラックを基調にしたシックなパンツドレスに、フリルデザインが立体感と華やかさをプラス。落ち着いたカラーながら存在感があり、シルバーの靴やバッグを合わせると結婚式にも映える洗練コーデに仕上がります。
ノースリーブなので、羽織りを合わせればフォーマル感もアップ。式の雰囲気にも合わせやすいです。
レースと光沢が美しいバルーンパンツドレス
トップス部分のチュール刺繍が可憐なオールインワンのパンツドレス。体のラインを美しく見せてくれるよう計算されたシルエットで大人の魅力を引き出します。
光沢のあるパンツ部分は、エレガントな華やかさで結婚式にもぴったり。
オールブラックコーデにならないよう、明るめの小物で色をプラスすると良いでしょう。
大人可愛い系のデザイン
「大人可愛い系」のオールインワンは柔らかな色合いやフリル・レースが特徴。
可愛らしさを感じさせながらも、落ち着いたトーンやシンプルなシルエットで甘くなりすぎないのが魅力です。
ピンクベージュやライトグレーなどのカラーなら、上品さと華やかさを両立でき、結婚式や二次会にもぴったりです。
大人フリルのパンツドレス
チュールの大きなフリルが重なった華やかなパンツドレスです。シックな色合いながらも立体感のあるデザインで、大人の可愛らしさを演出。
フリルの存在感があるので、小物はシルバー系の華奢なアイテムを合わせると、より華やかできれいめコーデに仕上がります。
チュールとレースが可憐なピンクベージュパンツドレス
繊細なレースに透け感のあるチュールを重ねた、ピンクベージュのパンツドレス。甘めの色合いながらも、落ち着いたトーンなので上品に着こなせます。
可愛らしさと大人っぽさを両立でき、結婚式や二次会にもぴったり。小物は黒やシルバーを合わせると全体が引き締まり、洗練されたコーデに仕上がります。
上品で可愛いライトグレーパンツドレス
淡いグレーのやわらかな色合いに、シアー素材の袖を合わせたパンツドレスです。程よい透け感が女性らしさを引き立てつつ、落ち着いたトーンで大人っぽさもあります。すっきりとしたVネックのデザインは顔周りをシャープに見せてくれるので、結婚式のきれいめコーデにぴったりです。
シルバーやパール系のアクセサリーを合わせれば、より上品で華やかな印象に仕上がります。
レースが映える大人のグリーンパンツドレス
デコルテから袖にかけてのエレガントなレースや、胸元のフリルが華やかなパンツドレス。
肌なじみの良いオリーブグリーンは、結婚式の場に上品な彩りを添えてくれます。
パールやベージュ系のアイテムと相性が良く、柔らかく女性らしいコーディネートに。
少し甘さを抑えたい時は、黒の羽織物で引き締めるのもおすすめです。
オールインワンに合わせるおすすめアイテム
オールインワンは1枚で完成するアイテムですが、そのままではシンプルすぎたり、式の雰囲気に合わないこともあります。
羽織ものやアクセサリー、靴などを上手に組み合わせることで、きれいめでフォーマル感のあるコーデが完成します。
たとえばジャケットやボレロなどの羽織ものは、合わせれば肌の露出を抑えつつ上品に見せられるマストアイテム。格式の高いホテルなどの会場や、結婚式二次会に身につけると違った雰囲気を楽しめます。
アクセサリーは華やかさを、靴は全体のバランスを引き締め、マナーを守った着こなしを助けてくれます。
ここからは、それぞれのアイテム選びのポイントを具体的に紹介していきましょう。実際にレンタルできる商品もあるため、気になる小物はチェックしてみてくださいね。
羽織もの・ジャケット
オールインワンは肩や腕の露出が気になることもあるため、羽織ものを合わせると安心です。ジャケットならきちんと感が出て、ボレロやショールなら柔らかな雰囲気に。
特にベアトップタイプのデザインにはマナー面でも羽織りものが必須です。会場の格や季節に合わせて選べば、バランスの良いきれいめコーデが完成します。
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ゴールドボタンのベージュのダブルジャケット。しなやかなハイストレッチ素材で動きやすく、袖をたくし上げてもシワになりにくいのが嬉しいポイント。 | 黒の七分袖ボレロ。前に留め具のないスッキリとしたデザインは、ドレスに馴染みやすく適度なきちんと感を出せる。 |
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柔らかなカシミヤタッチのアイボリーのストール。優しいオフホワイトの色味は、顔映りも良く、どの様なドレスカラーとも相性◎ | オーガンジーとシフォンが重なった黒のストール。シルバーの細かなラメ糸が縦に織り込まれていて、程よいツヤ感があり上品な華やかさもある。 |
アクセサリー
アクセサリーは華やかさを添えるアイテムです。ヘアアクセサリーは派手すぎず上品なデザインを、ネックレスは真珠や一粒タイプなど清楚なものがおすすめです。
イヤリングやブレスレットは会食シーンも多い結婚式において、主張しすぎない大きさを選ぶのがマナーです。全体の色味を揃えると、きれいめで統一感ある結婚式コーデに仕上がります。
靴
結婚式で合わせる靴は、つま先・かかとが隠れるパンプスが基本のマナーです。オールインワンのきれいめ感を引き立てるには、黒やベージュなど落ち着いたカラーがおすすめです。
ヒールは5cm前後が歩きやすく上品に見え、シルバーやゴールドを選べば華やかさも演出できます。サンダルやブーツは結婚式の場では避けましょう。
オールインワンに関するよくある質問
「オールインワンのときトイレはどうする?」「ストッキングは履くべき?」などの、よくある質問にお答えします。
オールインワンのとき、トイレはどうする?
オールインワンはヘアゴム持参がおすすめ。裾が床につかないように、パンツ部分をヘアゴムで留めてロールアップするとトイレの際も安心です。
背中ファスナーが一人で扱いにくいデザインは不便なので、心配ならショップスタッフに確認しておきましょう。
不安な場合は、見た目はオールインワンでも上下が分かれたセパレートタイプを選ぶのも良いでしょう。
オールインワンに合うインナーの選び方は?
インナーは、ドレスから見えたり透けたりしなければどんな種類でもOKです。
肩や背中が開いたデザインはストラップが下がってきたり、背後から見えてしまったりするため、ストラップレスブラやヌーブラがおすすめです。
透けやすい生地の場合は、ベージュなど肌になじむ色を選んでみましょう。
オールインワンでもストッキングは履くべき?
オールインワンは足元が見えにくいですが、結婚式ではストッキング着用が基本マナーです。
足の甲が見えてしまうため、フォーマル感キープのためにもストッキングを用意しておきましょう。
スリットの浅いオールインワンなら、ショートタイプのストッキングでもOKです。
薄手のヌードカラーを選べば違和感なく上品にまとまり、靴ずれ防止にもなります。
パーティードレスはレンタルがおすすめ
結婚式用のオールインワンやドレスは、購入すると高額になりがちですが、レンタルなら手頃な価格で楽しめます。
最新のトレンドデザインも豊富に揃っているため、その時々の式や会場に合った一着を選べるのも魅力。さらに、自分の予算に合った中で最大限おしゃれを楽しめるのがレンタルの大きなメリットです。
コスパよくフォーマル感を演出できるため、結婚式や二次会など特別な日の強い味方になってくれます。気になる方は、ワンピの魔法のオールインワンドレスをぜひチェックしてみましょう。
まとめ
オールインワンは結婚式でもマナーを守れば上品に着こなせる便利なアイテムです。素材感やデザイン、色味を工夫することで、フォーマル感と自分らしさを両立できます。
さらに羽織ものやアクセサリー、靴などを合わせれば、より華やかで洗練された印象に。購入するよりもレンタルを利用すれば、トレンドを取り入れつつ予算内でおしゃれを楽しめるのも魅力です。
結婚式のコーデに迷ったら、ぜひオールインワンを選択肢に入れてみてくださいね。