「カジュアルエレガンス」とは、ドレスコードの一種。「きちんと感」と「程よいリラックス感」を両立させたスタイルを指します。
結婚式やパーティーなどフォーマルシーンで指定されることもありますが、具体的にどんな服装を選べばよいのか迷う人も多いですよね。
そこでこの記事では、
- カジュアルエレガンスの意味や特徴
- ドレスコードの種類
- 結婚式でのおすすめアイテムやNG例
以下のポイントを押さえ、わかりやすく解説します。
ドレス選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
カジュアルエレガンスとは?
カジュアルエレガンスは、フォーマルすぎずカジュアルすぎない装いを求められるドレスコードです。程よい上品さと抜け感を兼ね備えたスタイルを指します。
まずは特徴やドレスコードについて、チェックしていきましょう。
カジュアルエレガンスの意味と特徴
カジュアルエレガンスとは、フォーマルな場にふさわしい上品さと、日常的な親しみやすさを兼ね備えた装いを指します。
指定される場面とは、結婚式の二次会やレストランウェディング、ホテルでのディナーなど。基本的に「かしこまりすぎないけれど格式も感じられるシーン」に多いドレスコードです。
華やかなドレスに落ち着いた小物を合わせる、シンプルなワンピースにアクセサリーで品を足すなど、洗練と抜け感のバランスが特徴。
きちんと感は保ちつつも、堅苦しくならない着こなしが求められます。
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| ミントのチュールラメ刺繍ドレス。光沢感のあるチュール生地にラメ糸を織り交ぜたベージュやゴールドの刺繍が華やかな一着。 | モカのメッシュエンブロイダリードレス。ふっくらとした厚めのメッシュ生地に大きめの刺繍がモダンな印象。 |
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| 繊細なチュールと花柄刺繍のレースを重ねたサックスブルーのドレス。柔らかなレースが上質で高級感がある。 | スパンコールを織り込んだニットレースを全面に使用したブラックのドレス。伸縮性のある生地で、動きやすく着心地もとてもよい。 |
ドレスコードには7種類ある
日本語で「服装規定」の意味であるドレスコードとは、その場の雰囲気や人間関係を保つために定められる服装についてのルールです。ここでは代表的な7種類を順に紹介します。
■フォーマル(正礼装)
もっとも格式が高い装いで、男性はモーニングや燕尾服、女性はイブニングドレスやロング丈ドレス。皇室行事などの格式ある式典や葬儀の際の喪服、結婚式の新郎新婦やその親族など、ごく限られた場でしか指定されません。
■セミフォーマル(準礼装)
正礼装に次ぐ格式。男性はディレクターズスーツやダークスーツ、女性はセミアフタヌーンドレスや上品なワンピース。格式ある会場での結婚式参列する際などに選ばれます。
■インフォーマル(略礼装)
礼装の中で最も柔らかく、一般的に多く使われるのがインフォーマル。男性はスーツ、女性はひざ丈ワンピースやセットアップが目安で、ほとんどの結婚式ゲストが選ぶスタイルです。七五三や会食などにも対応できます。
■スマートエレガンス
ここからは正式な礼装ではなく、ドレスコードの一種。インフォーマルを少し崩し、華やかさをプラスした装いです。女性はカラーや素材で遊んだワンピース、男性はスーツに明るいシャツを合わせるなど軽やかな雰囲気で、結婚式二次会やカジュアルパーティーなどに適しています。
■カジュアルエレガンス
フォーマル感とカジュアルさを程よく組み合わせたスタイル。女性はシンプルなワンピースにアクセサリーを足したり、冬ならストールやジャケットを羽織るコーデも◎。男性はジャケットにパンツを合わせて、ネクタイの有無で調整します。
■ビジネスアタイア
オフィスにふさわしい装いを意味し、男性はスーツ、女性はジャケット+スカートやワンピースなど。冠婚葬祭ではあまり使われませんが、パーティーやレセプションで指定されることがあります。
■スマートカジュアル
最もカジュアル寄りのドレスコード。男性はジャケット+ノーネクタイ、女性はきれいめブラウスやワンピースなど、レストランでのランチや保護者会など、普段着ではなくきちんと感の感じられるよそ行きの服装です。
このように、フォーマル・セミフォーマル・インフォーマルまでは礼装に分類されますが、それ以降は厳密な定義がなく、会場や主催者の意図によって解釈が変わります。
結婚式では多くの場合「インフォーマル」から「カジュアルエレガンス」あたりが指定されるので、男性・女性ともに相手に失礼のない範囲でコーデを選ぶのが安心です。
カジュアルエレガンスなドレスコードにおすすめのアイテムとNGアイテムとは?
カジュアルエレガンスでは、上品さを保ちながら抜け感のあるアイテム選びが大切です。
ここではおすすめの服装と、避けたいNGアイテムを紹介します。
カジュアルエレガンスなドレスコードにおすすめのアイテム
カジュアルエレガンスにおすすめなのは、シンプルながら上品に見えるアイテムです。
女性はレースやシフォン素材のワンピースが定番。落ち着いたカラーを選びつつ、イヤリングやネックレスで華やかさを加えるとバランスが取れます。足元は肌色のストッキングにパンプスを合わせるのが基本で、素足やブーツは避けましょう。
冬の結婚式なら、ストールやジャケットを羽織って防寒と格式を両立させると安心です。
男性はジャケットスタイルが基本。ダークカラーのジャケットに明るい色のシャツやポケットチーフを合わせると、きちんと感と軽快さを兼ね備えたコーデになります。
シンプルすぎるとカジュアル寄りになりすぎるため、小物や素材感で「程よい華やかさ」を意識するのがポイントです。
カジュアルエレガンスなドレスコードにはNGなアイテム
カジュアルエレガンスでは「日常的すぎる服装」や「露出が多すぎる装い」は避けるのがマナーです。
デニムやTシャツ、セーターなどの普段着はもちろん、スニーカーやブーツ、サンダルといったカジュアルすぎる靴も不向きです。
さらに、素足やオープントゥの靴、ミュールもフォーマルな場にはふさわしくありません。
女性の場合、露出度が高いワンピースやトップスを着るなら、ボレロやカーディガンなど羽織れるものを合わせて上品に整えることが大切。
必ずストッキングを着用し、全体がきちんと感のあるコーデに見えるように仕上げましょう。
カジュアルエレガンスに使えるおすすめドレス
結婚式やパーティーにふさわしい、カジュアルエレガンスにぴったりのドレスを紹介します。
気になるアイテムは詳細をチェックしてみてくださいね。
上品ベージュのフラワーレースが華やかなドレス
柔らかなベージュに立体感のあるフラワー刺繍を重ねた、上品で女性らしい一着。透け感のあるレース袖が軽やかさを添え、カジュアルエレガンスな雰囲気にぴったりです。
アクセサリーはパールでまとめて、足元はストッキング+パンプスで正統派に仕上げましょう。
結婚式や二次会、家族参加のシーンにも安心して着られる万能ドレスです。
レースの透け感で軽やか見え上品ブラックドレス
全体はシックなブラックながら、繊細なレースの透け感があることで軽やかに着こなせるドレスです。黒一色コーデにならず、華やかさと落ち着きを両立できます。
アクセサリーはパールやシルバーを合わせると清楚に、ゴールドを合わせれば大人っぽく華やかな印象に。
年齢を問わず幅広い世代が着やすいのも魅力で、親族として結婚式に参列する際にも安心。
足元はストッキング+パンプスで正統派にまとめつつ、バッグで差し色を加えるとさらに垢抜けたコーデに仕上がります。
冬に映えるスタンダードブラウンの大人ドレス
落ち着いたブラウンカラーに繊細なレースを重ねた、クラシカルな雰囲気のドレス。イエローベースの方にも似合いやすい色合いで、肌なじみが良く上品に着こなせます。
シンプルなIラインシルエットが大人っぽさを引き立て、冬はファーボレロやジャケットを羽織れば季節感も感じられるコーディネートに。アクセサリーはゴールド系を合わせるとより温かみのある華やかさが出ます。
結婚式やパーティーのカジュアルエレガンススタイルとして、落ち着きとシックさを両立できるドレスです。
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| リーフ柄とヴィンテージ感のある生地を組み合わせたブラウンのジャガードのドレス。羽織を着るなら大きめで袖が長いジャケットが◯。 | ゴールドのシンプルなチョーカーとスネークネックレスのセットアイテム。絶妙なラウンドフォルムがネックラインを華奢見せし、細身すぎないので存在感もある。 |
くすみピンクがスマートな大人可愛いドレス
落ち着いたくすみピンクにフラワー刺繍を重ねた、大人フェミニンさが特徴のドレスです。
ほどよい袖丈とAラインのシルエットで体のラインを拾わず、上品な印象にしてくれます。
ピンク系ドレスながら甘さが抑えられているため、幅広い年代や肌色に合わせやすいのも魅力。シルバーやベージュの小物と合わせれば清楚に、ゴールド系を取り入れれば華やかな印象になります。
結婚式やパーティーで「女性らしさと上品さ」を両立したい方におすすめです。
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| 背中の開きが広いので、露出を抑えたい場合や寒い季節にはショート丈のラメカーディガンと相性◎ | 前後左右どこからみてもころんと可愛らしい。持ち手部分はゴールドのリングデザインで、アクセサリー感覚でコーデのポイントに◎。 |
襟付きレースでクラシカルなドレス
繊細なレースに白いカラーをあしらったクラシカルなデザインドレス。ダークカラーのドレスでも白の襟元で明るさが出て、顔まわりもすっきり見えます。
ウエストマークのリボンで自然なスタイルアップ効果も◎。小物次第で雰囲気を変えやすく、シルバー系で上品にまとめれば正統派に、カラーバッグやファー小物を合わせればカジュアルエレガンス寄りのアレンジも楽しめます。
幅広い年代の女性に取り入れやすい一着です。
結婚式でドレスコードがない場合
結婚式に「ドレスコードなし」と案内があった場合でも、自由に普段着で参加して良いわけではありません。特に日本の結婚式では、新郎新婦や親族への配慮を第一に考えることが大切です。
女性はワンピースやドレスを基本とし、露出の少ない上品なデザインを選びましょう。派手すぎる色や全身黒は避け、ベージュやネイビー、くすみカラーなど落ち着いた色味やがおすすめです。足元はストッキング+パンプスが基本で、カジュアルすぎるサンダルやスニーカーはマナー違反になります。
男性の場合は、スーツスタイルが無難です。黒やネイビーなどのダークカラーのスーツに白シャツを合わせ、ネクタイやチーフで華やかさをプラスしましょう。カジュアルすぎるジャケットやノーネクタイは避けるのがマナーです。
ドレスコードがないからこそ、「新郎新婦を引き立てる装い」を意識すると、場にふさわしいコーディネートに仕上がります。
カジュアルエレガンスなドレスはレンタルがおすすめ
カジュアルエレガンスに合うドレスは、上品さとトレンド感を両立したデザインが魅力。ただし購入すると高価なうえ、流行に左右されやすく「次の式には合わないかも」と悩むこともあります。
そんなときに便利なのがレンタルドレスです。必要なシーンだけ利用でき、最新のデザインやその時に合ったサイズのドレスを気軽に楽しめます。
「ワンピの魔法」ならトレンド感あるアイテムを豊富に取りそろえており、季節や年代に合わせた一着が見つかるので安心です。結婚式の出費を抑えつつ、おしゃれを思いきり楽しめます。
レンタルならではの気軽さと、詳しい着用レポートも充実しているため、これからドレスの着用を控えている方はぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
カジュアルエレガンスは、結婚式やパーティーで好印象を与える装いとして最適なスタイルです。
華美になりすぎず上品で、男女ともに清潔感を大切にできるのがポイント。特に女性はワンピースを中心に、ストッキング+パンプスを合わせた正統派の足元が基本です。
季節感や小物使いでアレンジを加えれば、季節を問わずおしゃれに映えます。
最新トレンドを取り入れたい方は、レンタルドレス「ワンピの魔法」を活用して、シーンに合う一着を見つけてみてくださいね。




















