ビュッフェ形式の披露宴でのマナーについて

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監修者PROFILE

  • 監修者

  • 髙田公介(たかた こうすけ)

    株式会社リダンダンシーの代表。
          「ワンピの魔法」「リリアージュ」の運営者。
    広島で不動産広告業のディレクターを経験した後、2016年11月に現在のレンタルドレス店で代表に就任。
    一人でも多くの方々に、気持ちよく”お呼ばれの日”を過ごしていただくため、スタッフをまとめるだけでなく、webサイトの監修やドレスの徹底管理などさまざまな面で日々奔走。

カジュアルな披露宴の場合、料理がコース料理ではなくビュッフェ形式で提供されるケースもあります。

ビュッフェ形式の料理が出る披露宴に招かれた場合、ゲスト側はどのような振る舞いをすべきで、どのような注意をすべきなのでしょうか。こちらで詳しく解説します。

料理の取り方はコース料理と同じ順を意識する

ビュッフェ形式の披露宴の場合、きちんと並び、基本的にコース料理と同じような順番で料理を取っていきましょう。

コース料理の順番をしっかり思い出せないという方でも大丈夫です。
実際には披露宴のビュッフェ形式の料理の並び順自体が、コース料理の順番を意識したような並び順で出ていることがほとんどです。
料理の取り順についてはあまり深く考えず、並んでいる料理を手前から適量ずつ順番に取っていく、というぐらいの気持ちで問題ありません。

他のゲストが料理を取る流れをジャマしないようにする

ビュッフェの料理の取り順の基本は「右から左」となるので、覚えておきましょう。丸いテーブルに料理が並べられている場合は、時計回りの順で取っていけばOKです。

当たり前の話ですが、順番に取っていけばよいからといって、ほかのゲストと逆回りの順で取っていくような振る舞いはNGです。
マナー違反になりますし、何より一人だけ逆方向に料理を取りに行くことはほかのゲストが料理を取る流れに逆らってジャマをする形にもなってしまいます。

また、料理を取っていく際に、特定の料理の前で長く立ち止まる、その場で足を止めてほかのゲストとおしゃべりをする、などという行為はNGですので注意しましょう。
とにかく、ビュッフェ料理を皆が取っていく流れをジャマしないように心がけるということが大切です。

美しい盛りつけを保てるような取り方を心がける

ビュッフェ形式の披露宴での料理を取る際には、できるかぎりビュッフェ料理の美しい盛りつけを崩さないような取り方を心がけたいものです。

小皿や小鉢などに入れられて並んでいる料理などは左から順に、サラダなど積まれている料理はかき混ぜずに上から順に取っていくよう心がけましょう。

お皿やグラスは左手で持つのが基本マナー

お皿やグラスは左手で持つのが基本マナー
ビュッフェ料理を取りに行く際などは、お皿やグラスは基本的に左手で持つのがマナーです。
右手は料理を取るためだけでなく、ほかのゲストとの握手にも使いますので、できるかぎり右手はあけておきましょう。

グラスは水滴が床にしたたり落ちないように、下半分にペーパーナプキンで巻いた状態で持つのがおすすめです。

グラスを持ちながら料理を取る際には、左手の親指と人差し指でグラスを持ったうえで、残り3本の指でお皿を持つ、という形をとります。
ただし、慣れない人にとっては、そもそもお皿とグラスを両方とも左手で持つということが難しいこともあります。
そういうときは無理をせず、グラスを一旦テーブルに置いてから料理を取りにいきましょう。

ビュッフェ形式の披露宴における3つの注意点

ビュッフェ形式といっても、披露宴である以上守るべきマナーがあります。以下で気をつけるべきポイントを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 料理を取りに行くのが難しいような服や靴は避ける

ビュッフェ形式の披露宴の場合、自分で料理を取りに行く必要があるため、スムーズに料理を取りに行けるような服や靴を選ぶようにしましょう。

たとえばビュッフェで最初に料理を取るときはゲストがかなり狭い感覚で並びます。ピンヒールを履いていってバランスを崩したり、ほかのゲストの足を踏んだりしてしまっては大変です。

自分の動きやすさだけでなく、周りに迷惑をかけないように、という視点でも服選び・靴選びをしましょう。

2. 歩くときは料理のお皿は持ち歩かずにグラスだけを持つ

ビュッフェ形式の披露宴はコース料理が出る披露宴と比べるとカジュアル感がありますが、だからといって料理のお皿を持った状態で歩き回るようなことをしてはいけません。

料理を取りに行くときにお皿を持つのだから、そのままお皿を持って歩き回っても別に問題ないだろう、と考えてしまいがちですが、ゲストがお皿を持ってあちこちウロウロしている姿は周りから見てスマートな姿ではありません。
歩くときはグラスだけを持つようにしましょう。

3. 好きな料理を大量に取る行為はNG

ビュッフェ形式だからといって、披露宴で好きな料理を欲しいだけどんどん取る、ということもNGです。ビュッフェ形式の結婚式は食べ放題のバイキングと同じと思われるかもしれませんが、それは間違いです。

食べ放題のお店の多くが、お客が自分で取りに行くビュッフェ形式を採用しているため、ビュッフェ=食べ放題と認識している人が多いのですが、本来ビュッフェという言葉はセルフサービス方式という意味です。

披露宴のビュッフェは、セルフサービス方式という本来の意味合いが強く、食べ放題を前提とはしていません。ですから用意されていた分の料理がなくなってしまえば、多くの場合補充はしないのです。

特定の人が特定の料理を大量に取るようなことをしてしまえば皆にその料理が行きわたらず、ほかのゲストに迷惑をかけてしまいます。
食べ放題に慣れた人はついやってしまいがちですが、披露宴のビュッフェにおいてはマナー違反となるので気をつけましょう。

【まとめ】カジュアルなビュッフェ形式の披露宴でもマナーには気をつけましょう

【まとめ】カジュアルなビュッフェ形式の披露宴でもマナーには気をつけましょう
ビュッフェ形式の披露宴は、コース料理が出る披露宴に比べるとカジュアルな印象があります。ゲストもつい気がゆるんで、晴れの日としてのマナーをおろそかにしてしまうかもしれません。

しかし、いくらカジュアルな雰囲気であっても、一般的なお店の食べ放題バイキングと披露宴のビュッフェはまったくの別物です。好きなように取り放題、食べ放題などと考えてしまうのは禁物です。

ゲスト同士で和気あいあいとカジュアルな雰囲気を楽しむこと自体は問題ありませんが、料理の取り方などをはじめとした基本的なマナーだけはしっかりと守ることを心がけておきましょう。

監修者PROFILE

髙田公介(たかた こうすけ)

株式会社リダンダンシーの代表。 「ワンピの魔法」「リリアージュ』の運営者。 広島で不動産広告業のディレクターを経験した後、2016年11月に現在のレンタルドレス店で代表に就任。 一人でも多くの方々に、気持ちよく”お呼ばれの日”を過ごしていただくため、スタッフをまとめるだけでなく、webサイトの監修やドレスの徹底管理などさまざまな面で日々奔走。


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ワンピマガジン編集部

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