結婚式や入学式、卒業式など……冠婚葬祭をはじめ、フォーマルなスタイルに身を包むべきシーンは案外多いものですよね。
フォーマルシーンでは服装もかっちりとしたスーツやワンピースを着用することになります。
ここで心配になるのが「妊娠中はどんな服を着ればいいの?」ということではないでしょうか。
そこで今回は、妊娠中のフォーマルスタイルについて解説していきます。
セレモニースーツやワンピースのおすすめアイテムもご紹介していきますので、理想のスタイルを探してみてください。
目次
マタニティの「フォーマル」とは?
フォーマルとは、結婚式や入卒園式をはじめとした各種式典で着用される正式な服装のことです。
スーツやドレス、きれいめワンピースのように、カジュアルな格好とは違いかっちりとしたスタイルが「フォーマル」に分類されます。
またフォーマルの中にも「セミフォーマル」といった種類があり、参加するイベントや立場によっても最適なスタイルは異なります。
フォーマルには和装やスーツなども含まれており、身体を締め付けるシルエットのものも少なくありません。
反対に、ゆったりとしたシルエットはカジュアルな印象になることからフォーマルでは不適切と考えられやすい傾向にあります。
しかしマタニティの場合、お腹を締め付けてしまう服装はあまりおすすめできません。
そのため、マタニティ向けのフォーマルアイテムを選びましょう。
妊娠初期、中期、後期といった時期によってもおすすめのスタイルは違うため、適切なアイテムを準備しておきましょう。
妊娠4ヶ月までのマタニティフォーマルの選び方
妊娠初期には、まだそれほどお腹のサイズ感も気にならない人も多いでしょう。
普段から着用しているスーツやワンピース、ドレス類を着て苦しく感じないのであれば、普段と同じスタイルでも構いません。
ただしウエストがかたくきつめの服や、ワンピースでもウエストがしぼられているシルエットのものは避けた方がよいでしょう。
特に、つわりが気になるときにはリラックスできる服を選ぶようにしてください。
妊娠5ヶ月~8ヶ月のマタニティフォーマルの選び方
いわゆる妊娠中期には、お腹の大きさが目立ってくる人も多いでしょう。
この時期に差しかかると、通常のスーツやワンピースでは苦しく、動きにくいように感じられてしまうかもしれません。
なるべく大きめのサイズや、マタニティ向けのアイテムを選ぶように心がけましょう。
そこまでお腹が目立たないのであれば、シルエットのゆったりとしたワンピースでもいいかもしれません。
妊娠9ヶ月~10ヶ月のマタニティフォーマルの選び方
妊娠後期と呼ばれるこの時期は、ますますお腹が大きくなり目立つ時期です。
はたから見てもマタニティと分かる時期だからこそ、服装も着心地を一番に考えて無理のないスタイルを見つけてください。
特に、お腹の中の赤ちゃんがよく動く子であれば苦しく感じてしまうでしょう。
必要があれば腰痛防止の骨盤ベルトなども用意しておくと安心です。
マタニティフォーマルを選ぶときにチェックするポイント
それでは具体的に、マタニティフォーマルの選び方をご紹介していきましょう。
マタニティフォーマルの種類から選ぶ
マタニティフォーマルには、ドレスやワンピース、スーツといった種類があります。
それぞれ、フォーマルアイテムを取り扱うブランドや店舗、サイトで「マタニティ向け」の商品を探すと見つかるでしょう。
ドレスやワンピースは、やはり一枚でさらりと着られるのが魅力です。
暑さが気になる季節でも爽やかに着用でき、心地よさを感じられるでしょう。
一方で、デザインやカラーの選び方によっては派手すぎたり、カジュアルすぎたりする可能性もあるため、着用するシーンに合った最適なアイテム選びが必要になります。
スーツの場合、式典などに最適と言えます。
きちんと感を意識したいときには、やはり外せません。
セパレートタイプのスーツは、お腹が大きくなってきたときには苦しく感じられる可能性が高いためワンピースタイプのスーツをおすすめします。
シルエットで選ぶ
妊娠初期であれば、ある程度身体に密着するようなシルエットのアイテムでも問題なく着られるかもしれません。
しかし、妊娠中期や後期となるとつらく感じられる可能性もあるためできるだけゆったりとしたシルエットを探しましょう。
ワンピース類は、締め付けのないAラインタイプを選ぶことでリラックスして着用できます。
セパレートタイプを選ぶなら、ウエストラインがゴムでできているふんわりしたものを選んでください。
スカート丈で選ぶ
お腹が大きくなってくると、いつもの感覚で選んだ服はスカート丈が短く見えてしまう可能性があります。
これは、お腹の大きさに引っ張られると服が持ち上がってしまうため。
そこで「スカートが長めのデザイン」で絞り込んでいくのも大切です。
マタニティフォーマルの中には、前側の裾が長くなっているものもあるため、そうしたデザインを選ぶと安心ですね。
マタニティフォーマルを着こなすために覚えておきたいこと
ここからは、実際にマタニティフォーマルを着用する上で気になる点を確認していきましょう。
マタニティフォーマルにはヒールを合わせる必要がある?
一般的にフォーマルにはヒールのパンプスを合わせるのがマナーですよね。
しかし妊娠中であれば、ローヒールやフラットシューズでも構いません。
転ばないよう、歩きやすい靴を合わせましょう。
ストッキングは必要?
フォーマルスタイルには、素足は厳禁。
ストッキングを合わせるのがマナーです。
妊娠中は「ストッキングの締め付けが苦しい」と感じられてしまうかもしれませんが、そのときはマタニティ用ストッキングを用意しましょう。
マタニティ用はゆったりと余裕を持って作られており、身体への負担を抑えられます。
さらにマタニティ用の下着も活用すれば、よりリラックスできますよ。
マタニティフォーマルは何パターンも必要?
例えば「入学式」と「卒園式」のように、同じ時期にいくつかのイベントが重なることもありますよね。
このとき、華やかなお祝いの場である入学式と、別れを惜しむ卒園式でまったく同じマタニティフォーマルを着用していいのか不安になるのではないでしょうか。
結論としては、マナー面では異なるイベントに同じ服装で参加するのはNGではありません。
しかし、例えば「あの人、いつも同じ服装……」というのはあまりいい印象になりにくいもの。
お祝いの場には明るい色のマタニティフォーマル……など、シーンに合わせた異なるおしゃれを楽しみたいものです。
ワンピースは同じでも、例えばジャケットやバッグ、靴といった小物を変えたり、ヘアアレンジを変えたりするだけでも印象ががらりとチェンジします。
マタニティフォーマルは購入しなきゃいけない?
着用する期間の短いマタニティフォーマルは、購入しても一度着用した後は使わない……という状態になってしまいがちです。
「安くない金額を支払ってそのあと使わない服を購入したくない」と考えるのであれば、レンタルサービスを利用するのがおすすめ。
マタニティフォーマルも含めて、シーンに合ったスーツやドレスを購入時よりもリーズナブルな金額で見つけられます。
「ワンピの魔法」では、セレモニースーツやドレス、ワンピースなどトレンドを押さえたマタニティフォーマルを多数取り扱っています。
ネットで注文すれば、買い物にでかける必要もなくおしゃれなアイテムが手に入りますよ。
「着用感が気になる」というときには、多数のレビューを参考にできるほかコーディネーターから電話でアドバイスを受けることもでき、安心して商品を選べます。
おすすめマタニティフォーマルのコーディネート例
実際に、ワンピの魔法で取り扱っているアイテムの中からマタニティフォーマルにおすすめのコーディネートをご紹介していきます。
きちんと感を演出するならセレモニースーツ
まずは「マタニティでもきちんと感にこだわった格好がしたい」という方におすすめのセレモニースーツ。
式典をはじめとしたフォーマルなシーンで着用するため、スーツならではのきちんと感を残しつつ、一般的なビジネススーツのようなデザインではなく華やかな雰囲気を引き立てます。
ワンピースタイプのセレモニースーツなら、マタニティでもゆったりと楽に着られますよ。
白と黒の糸の織り込まれたツイードジャケットと授乳口付きのネイビーのワンピースのセレモニースーツセット。 | ネイビー、白、黒のツイードジャケットと、ネイビーの七分袖ワンピースのマタニティ向けセレモニースーツセット。 |
ジャケットは白に近い優しいベージュで顔映りを明るく見せてくれる。 | ハートネックの胸元やふんわりとしたスカートが上品で可愛らしい印象に。 |
授乳口付きのワンピースはゆったりとした着心地で、体のラインも出にくくマタニティの方にも◎ | ジャケットは、黒、白に銀の糸が織り込まれ白く縁取りがされていて可愛らしく全体的にポイントにもなる。 |
落ち着きを感じさせるブルー・パープル・グレー系マタニティドレス
マタニティ向けのワンピースやドレスの中でも、幅広いシーン、幅広い世代におすすめできるのがブルーやパープル、グレーといった落ち着いたカラーのアイテムです。
暗めのカラーであればほかのカラーとの相性もよく、色んな小物・羽織ものを合わせられるのでトータルコーディネートにも悩みにくいのが魅力。
明るめのカラーを選べば、フェミニンスタイルも実現できますよ。
大人っぽいコーディネートがお好みの方にも、かわいらしいコーディネートがお好みの方にもおすすめです。
マットなグレーでもパイピングを施した軽やかなレース袖とVネックが、重たい印象を和らげてくれる。 | 首周りや袖口のつまったデザインはクラシカルな雰囲気があり、たっぷり使ったレースは都会的なオーラが溢れる。 |
くすみのあるブルーは、季節を問わず幅広い年代の方に着やすいが、特に20代後半?30代前半の方におすすめ。 | 取り外しの出来るケープ風の袖は、リバーシブルになっていて両面どちらでも使える。 |
女性らしい魅力を引き立てるレッド・ピンク系マタニティドレス
ピンクやレッドといった鮮やかな暖色のドレスは、フェミニンな魅力がたっぷり。
とにかくかわいらしく見せたいとき、外せないカラーです。
暖色でもボルドー系のカラーなら、上品かつセクシーな雰囲気になるのもポイント。
「おめでたい席だから、暗めの色よりも明るめの色を着たい」「老けて見られない、鮮やかなカラーを身につけたい」というときにも、活躍してくれます。
ゆとりのあるテントラインは長時間着ていても疲れにくく、お腹周りもゆったりしているのでご妊娠中の方にもおすすめ。 |
締めつけ感のないゆったりとしたシルエットだが、計算されたシルエットですっきりと見える。 |
前後異なるスカート丈は、膝下を綺麗に見せ、低身長の方でもバランス良く着れる。 | ワインレッドの中でも落ち着いた色合いで、幅広い年代の方にも似合いやすい。 |
授乳期のママにもうれしい授乳口付きドレス
授乳口付きドレスとは、その名の通り赤ちゃんが授乳するための口がついたドレスのこと。
フォーマルなアイテムでありながら、衣服を脱がなくてもさっと授乳できるのでママにとってうれしいドレスです。
フォーマルアイテムの中には、マタニティドレスと授乳口付きドレスを兼ねているものも少なくありません。
上の子の授乳期間中のママなら、フォーマルを選ぶときにも授乳口の有無は必ず確認しておきましょう。
可憐なレースが清涼感を引き出す、くすみカラーの水色のドレス。トップスをめくると横に広がるファスナーの授乳口付きデザインは、産前産後まで幅広く使える。 | さりげない光沢感が特徴の楊柳ニットのベージュのドレス。トップスは、生地をめくるとカシュクールのデザインになっているので、ドレスを着たまま授乳がしやすく産後のママにも安心。 |
さりげない光沢感のある柳の葉を重ねたような凹凸のある楊柳ニットの黒のドレス。生地をめくるとカシュクールのデザインになっているので、ドレスを着たまま授乳しやすく産後のママにも安心。 | 繊細な花柄の総レースが可憐なライトグレーのドレス。両脇に大きく開くファスナーがあり、授乳もしやすいので、産前産後のママにおすすめ。 |
気取りすぎない上品ワンピースもおすすめ
シーンによっては「きれいめスタイルを選びたいけれど、かしこまりすぎてしまうのもちょっと……」というときもあるのではないでしょうか。
そんなときは、上品なワンピースを選ぶのも手。
カジュアルでないデザインや素材をチョイスして、ジャケットを羽織れば途端にフォーマルな印象に。
ワンピースならゆったりとしたシルエットで、デザインの幅も広いためお好きなデザインも見つかるでしょう。
歩くたびに揺れる右サイドのプリーツがフェミニンな印象のニュアンスブルーのワンピース。 | ウエストのタックをアクセントに、ハイウエストで切り替えた程良いフィット&フレアが上品で女性らしい。 |
クラシカルな雰囲気漂う小花を散りばめた黒の総レースドレス。ウエストが大きく広がるマタニティ対応サイズで、ウエストのリボンでお腹周りのサイズに合わせてぴったりと着られる。 | ふんわりとしたパフスリーブが可愛らしく、落ち着いた色味が上品で清楚な印象で、お子様のお宮参りや七五三、観劇などにぴったり。 |
【まとめ】マタニティ向けフォーマルは時期やシーンに合わせて選ぼう
フォーマルシーンでは、カジュアルな服装を避けてスーツや着物を着用する人も多いですが、妊婦さんに身体を締め付けるスーツや着物が適切とは言えません。
式典などの最中に苦しくなってしまわないよう、ゆったりとしたシルエットのアイテムを選ぶように心がけてください。
ワンピの魔法では、魅力的なデザインのマタニティーフォーマルを多数ご用意しています。
電話でのご相談も受け付けていますので、シーンに合ったアイテムをお探しのときご利用ください!