- 当日キャンセルの連絡先と連絡手段はどうすればいい?
- 欠席理由はどう伝えればいい?
- スピーチ、余興を頼まれていた場合の対応は?
- 即日配達対応の電報で祝福しよう
- ご祝儀は出席時と同額包むのがマナー
- 当日の出席キャンセルは「迷惑をかけること」をよく理解し、誠意ある対応を
結婚式に出席できるようきちんとスケジュール管理をしていても、身内の不幸や自身のケガや病気、急な仕事、交通機関の影響などといった突発的なアクシデント等が理由で「結婚式当日になって、
出席できないことが判明してしまった」という事態が起こることがあります。ここではそんな「結婚式出席の当日キャンセル」という事態が発生した場合にどのような対応をとるべきなのかについて、詳しくご説明します。
結婚式に出席する予定だったが、当日に突発的なアクシデント等があって行けなくなってしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
ここでその疑問の解決に役立つマナーと対処法を紹介します。
目次
当日キャンセルの連絡先と連絡手段はどうすればいい?
結婚式当日に出席できなくなった場合「申し訳ない気持ちでいっぱいだから」と新郎新婦におわびの言葉を伝えようとする人も少なくありませんが、
結婚式当日の新郎新婦は多忙をきわめているため、当日に連絡して時間をとらせること自体が迷惑となってしまいます。
だからといって、連絡なしのドタキャンは重大なマナー違反ですので、欠席の連絡自体は必ず入れなければなりません。
この場合、ベストの対処法は「結婚式の会場に電話連絡を入れて、会場スタッフから新郎新婦に欠席を伝えてもらう」という方法です。
招待状に会場の連絡先が記載されていますので、当日欠席が判明した時点で、すぐに連絡を入れましょう。
欠席理由はどう伝えればいい?
結婚式当日に出席できなくなった場合は会場スタッフに連絡を入れて、新郎新婦にお祝いとおわびの言葉、
そして欠席理由などを伝言してもらう形になりますが、ここで難しいのが欠席理由の伝え方です。
公共交通機関のストップや予期しないレベルの大渋滞、突発的に発生した重要な仕事などであれば欠席理由をそのまま伝えてもOKですが、
急な身内の不幸や自身のケガや体調不良の場合は「どうしても行けない都合ができてしまった」という感じで、ぼかして伝えるといいでしょう。
後日ご祝儀を渡す際などには、新郎新婦にあらためて直接お祝いとおわびの言葉をかけましょう。
また、結婚式当日に欠席理由をぼかして伝えていた場合は、このタイミングで本当の理由を伝えておくのがおすすめです。
スピーチ、余興を頼まれていた場合の対応は?
「スピーチや余興を頼まれていたのに当日キャンセルせざるをえなくなった」という場合、責任を感じて「今からでもせめて、
代わりにやってくれる人を自分で探そう」と考えてしまう人がいますが、これはマナー違反です。
「欠席を一刻も早く会場スタッフに連絡する」ということを伝えたら、スピーチや余興の代役を誰にしてもらうかは、新郎新婦が決めることです。
おわびの言葉はもちろん必要ですが、欠席するゲストが代役を勝手に決めていいというものではありません。どうするかは新郎新婦の判断にまかせましょう。
ただし、スピーチを頼まれていて当日欠席となった場合、会場スタッフに「せめてスピーチ原稿だけでも送りたいのですがかまわないでしょうか」などと聞いてみるのはOKです。
この場合、新たに別のゲストにスピーチ役を依頼するかどうかは新郎新婦の判断次第ですが、新たなスピーチ役を依頼することなく、
スピーチ原稿をスタッフが代読する形で紹介するという結果に落ち着く可能性もあります。
即日配達対応の電報で祝福しよう
結婚式のお祝い電報は、基本的には結婚式の前日に届けておくのがマナーですが、当日に欠席が判明してしまった場合、当然ながら前日に電報を手配することはできません。
しかし、電報の中には即日配達対応OKとしているものもありますので、当日であっても結婚式までに何とか間に合いそうなら、お祝い電報を手配するのがおすすめです。
電報にはお祝いの言葉だけでなく「出席できずに申し訳ありません」など、欠席について残念に思っているという気持ちを伝える言葉も入れておくといいでしょう。
ご祝儀は出席時と同額包むのがマナー
結婚式出席の当日キャンセルをしてしまった場合、ご祝儀の額はどうすべきか気になるところですが、これは迷わず「本来出席して渡す予定だったご祝儀の額と同額」を渡すのがマナーです。
当日キャンセルの場合、引き出物やプチギフトはもちろんのこと、料理のキャンセルも間に合いませんので、当日キャンセルしたゲストには、出席したゲストと同等のコストがかかっています。
間違っても「出席の場合は3万円が相場だけど、欠席なら1万円が相場だから」などと考えて、出席して渡す予定だった額から減らすようなことはしてはいけません。
当日の出席キャンセルは「迷惑をかけること」をよく理解し、誠意ある対応を
突発的なアクシデント等が理由で結婚式当日に出席できなくなった、という事態は、たとえその欠席理由が正当なものであったとしても、新郎新婦に多大な負担・迷惑をかけてしまうことは間違いありません。
ですから欠席の連絡などを迅速にするだけでなく、当日の電報や、後日ご祝儀を渡す際に伝える言葉などで、できるかぎりの誠意を見せるよう心がけましょう。