結婚式招待状の返信メッセージ例一覧

結婚式、招待状、メッセージ

監修者PROFILE

  • 監修者

  • 髙田公介(たかた こうすけ)

    株式会社リダンダンシーの代表。
          「ワンピの魔法」「リリアージュ」の運営者。
    広島で不動産広告業のディレクターを経験した後、2016年11月に現在のレンタルドレス店で代表に就任。
    一人でも多くの方々に、気持ちよく”お呼ばれの日”を過ごしていただくため、スタッフをまとめるだけでなく、webサイトの監修やドレスの徹底管理などさまざまな面で日々奔走。

結婚式の招待状の返信をする際には、単に出席か欠席かの返事をするだけではなく、新郎新婦に対するメッセージを添えるのがマナーとして好ましいです。

「出席」に○をして、その下に「させていただきます」とだけ書く方法もありますが、これは少々簡潔すぎて、返信メッセージとして味気ない印象を与えてしまう可能性もあります。
せっかくのお祝いごとですから、ぜひとも心に残る返信メッセージを届けましょう。
そのために役立つ情報をここでご紹介します。

まずは返信メッセージに共通する基本マナーをご紹介したうえで、出席する場合の「新郎新婦との関係別の返信メッセージ文例」および、欠席する場合の「欠席理由別の返信メッセージ文例」も具体的にご紹介します。

結婚式招待状の返信メッセージの基本マナー

結婚式招待状に返信メッセージを書く際のおもな基本マナーとしては以下のようなものが挙げられます。

  • 結婚式招待状の返信はがきに返信メッセージ欄があればそこに、なければ余白に返信メッセージを書く。
  • 「。」「、」など文章に区切りを入れる句読点は「切れる」という意味を含んでいるため、お祝いのメッセージにこれらを使うのは不適切という考え方もあるので、返信メッセージには句読点を入れず、改行やスペースなどで対応するようにする。
  • 「切れる」「別れる」「終わる」などをはじめとした、縁起の悪い忌み言葉の使用は避ける。
  • 「くれぐれも」「重ね重ね」などの重ね言葉も使わないよう気をつけること。一見縁起の悪さとは無縁の言葉に思えるのでうっかり使ってしまうことも多いが、重ね言葉は「結婚を繰り返す」ということを連想させてしまう側面があるので、お祝いのメッセージにはふさわしくないという考え方がある。
  • もし返信メッセージを書き損じてしまった場合は修正液や修正テープを使うのではなく、二重線で訂正する。二重線は定規を使って丁寧にひくのがベスト。
  • 筆記用具は毛筆・筆ペン・万年筆が好ましいが、それがない場合はペンやボールペンを使ってもOK。ただし、字の色は黒または濃紺を選ぶこと。カラフルな色やグレーを使うのはNG。特にグレーは香典袋などに使う色ということもあり、不祝儀を連想させるので絶対に使用禁止。

返信メッセージは返信はがきにいきなり書くのではなく、まずは思いついたメッセージをメモなどに書いて句読点や忌み言葉、重ね言葉などがないかチェックして修正していき、返信メッセージの内容が完全に決まってから、適切な筆記用具を使って返信はがきに清書するという流れにするのがおすすめです。

結婚式招待状、出席の際の基本的な返信メッセージ例文

結婚式に出席する際の招待状返信メッセージとして一番簡単なのは、「出席」を○で囲ったうえで、そこに「させていただきます」とだけ続けて書くというやり方ですが、これはあくまで「単に○をするだけよりはましな方法」という程度にすぎず、その内容も印象に残らないため、あまりおすすめはできません。

結婚式招待状の返信メッセージはやはり「短くとも、最初から最後まで自分の言葉で書く」というもののほうが好ましいです。

返信メッセージのごく基本的な例文としては、以下のようなものが挙げられます。

「ご結婚おめでとうございますお招きいただきましてありがとうございます 喜んで出席させていただきます」

「このたびはご結婚おめでとうございます 当日を楽しみにしております」

「ご結婚おめでとうございます 末永くお幸せに」

「ご結婚おめでとうございます慶んで出席させていただきます おふたりの晴れ姿を楽しみにしております」

「ご結婚おめでとうございます おふたりの晴れの門出に立ち会えることを大変光栄に思っております」

これらの返信メッセージは基本的に無難で幅広いケースに使えるものばかりですが、無難すぎる内容だけに、まだ少々物足りない印象があるのも事実です。やはり、できることならもっと印象に残る心のこもった返信メッセージを贈りたいものです。

ここから先は、招待状を送ってくれた人とあなたとの関係性を重視した返信メッセージの例文を紹介していきます。

招待状をくれた人が自分にとって友人なのか、会社の同僚なのか、兄弟や親戚なのか、上司や先輩など目上の人なのか、それによって「より適切な返信メッセージ」も異なってきますので、ぜひ参考にしてください。

友人の結婚式に出席する際の返信メッセージ例文

親しい友人の結婚式に出席する際の返信メッセージの例文としては、以下のようなものが挙げられます。

「ご結婚おめでとうございます 喜んで出席させていただきます。素敵な結婚式になりますように○○ちゃんのウェディングドレス姿を見るのがとても楽しみです」

「結婚おめでとう♪喜んで出席させてもらいます 当日を迎えるのが今からとても楽しみです」

「結婚おめでとう!喜んで出席させてもらうよ ○○自慢の花嫁さんが見られるのを楽しみにしてるよ」

「Congratulations!喜んで出席します ○○くんと○○ちゃんふたりの晴れ姿を楽しみにしています」

「ご結婚おめでとう!お招きありがとう もちろん出席させていただきます 親友の晴れ姿を心から楽しみにしています♪」

「○○ちゃん結婚おめでとう 式の準備がんばってね!忙しいだろうけど頑張りすぎずに体に気をつけて!私に手伝えることがあれば声をかけてね いつでもかけつけます!」

「ご結婚おめでとう!○○ちゃんの晴れの門出に立ち会えるのが楽しみです 祝福のスピーチはまかせてね♪」

親しい友人に対する返信メッセージは、少々くだけた感じを出してもかまいません。
また、式の準備などで忙しいであろうことを考えて、それをねぎらうメッセージなど「友達だからこそできる気遣い」を見せるというのもおすすめです。

また、友人として受付やスピーチ・余興などを頼まれた場合は、それについてもメッセージで触れるといいでしょう。

「返信メッセージに句読点は使わないように気をつける」という基本ルールは、たとえ親しい友人への返信メッセージであっても守る必要がありますが、「!」や「♪」などはしつこくない程度にアクセントとして入れてもOKです。

また、「!」や「♪」のかわりにシールなどを使うという手もおすすめです。

会社の同僚の結婚式に出席する際の返信メッセージ例文

会社の同僚の結婚式に出席する際の返信メッセージは、基本的には「目上の人向けよりもくだけつつ、親しい友人ほどにはくだけない」というスタイルのものがおすすめです。

その例文としては以下のようなものが挙げられます。

「結婚おめでとうございます 喜んで出席させていただきます 笑顔あふれる幸せいっぱいの家庭を築いてね」

「ご結婚おめでとう 先を越されてしまったけど 僕もあとに続けるように頑張ります 末永くお幸せに」

特に親しい同僚が結婚する場合は、友人に対する返信メッセージと同じようなくだけた感じでもOKですが「くだけた感じの中にも、大切な仕事仲間としてのメッセージも添えたい」という場合もあるでしょう。
そんな時に使える例文としては、以下のようなものが挙げられます。

「結婚おめでとう! 喜んで出席させていただきます これから仕事だけでなく家庭も充実した幸せいっぱいの生活のスタートだね」

「○○ちゃん結婚おめでとう! いつも○○課ですてきな笑顔を見せてくれる○○ちゃん その笑顔がさらに輝く当日を迎えるのがとても楽しみです」

このように、返信メッセージの中に仕事に関する要素をサラッと軽く入れつつ祝福できるのは、親しい同僚だからこそできることです。

兄弟や親戚の結婚式に出席する際の返信メッセージ例文

兄弟や親戚の結婚式に出席する際の返信メッセージの例文としては、基本的には以下のようなものが挙げられます。

「○○ちゃん結婚おめでとう ふたりで笑顔あふれる幸せいっぱいな家庭を築いていってください」

「ご結婚おめでとうございます お招きありがとう 喜んで出席させてもらいます おふたりの幸せが末永く続きますように」

兄弟や親しいいとこなどへの返信メッセージであれば、以下のようにもっとくだけた感じにしてもかまいません。

「結婚本当におめでとう これで○○も一人前になったね! 当日○○の幸せな顔を見るのが楽しみです」

「○○ちゃん結婚おめでとう! ○○ちゃんの晴れ姿を楽しみにしています 私に手伝えることがあれば気軽に相談してね」

「結婚おめでとう! ○○ちゃんの笑顔パワーで○○さんと仲むつまじいおしどり夫婦になってね♪」

このように祝福のメッセージだけでなく、身内だからこその親しげな印象をつけ加えるとより好印象です。

上司や先輩など目上の人の結婚式に出席する際の返信メッセージ例文

上司や先輩など、目上の人の結婚式に出席する際の返信メッセージは、やはり友人や身内に対するメッセージと比べると言葉遣いやマナーが重視される部分があるため、くだけた表現は避けたほうが無難です。

目上の人への返信メッセージの例文としては、以下のようなものが挙げられます。

「ご結婚おめでとうございます いつもお世話になっている○○さんの晴れの門出に立ち合わせていただくことを大変光栄に思います おふたりで明るく幸せなご家庭を築かれるよう心よりお祈り申し上げます」

「ご結婚おめでとうございます 慶んで出席させていただきます ○○先輩の幸せな花嫁姿を心より楽しみにしております」

「ご結婚おめでとうございます ご家庭とお仕事ともに充実した幸せな日々が 末永く続くことを心よりお祈り申し上げます 晴れの日までどうかお大切にお過ごしください」

このように礼儀はわきまえつつも、基本的な返信メッセージに加えて新郎新婦との関係を意識した言葉や、ちょっとした気づかいの言葉を入れる工夫をするのがおすすめです。

仕事で結婚式を欠席する際の返信メッセージ例文

結婚式の欠席理由はさまざまですが、その欠席理由によって適切な返信メッセージの内容も違ってきます。

たとえば、仕事が理由で結婚式を欠席する際の返信メッセージの具体的な例文は以下のとおりです。

「このたびはご結婚おめでとうございます せっかくお招きいただきましたが あいにく長期出張の予定があるため欠席させていただきます おふたりのお幸せをお祈りしております」

「ご結婚おめでとうございます お招きいただいたことをとても嬉しく思っておりますがどうしても都合がつかず残念ながら欠席させていただきます 別便で心ばかりのお祝いをお送りいたしました どうぞご笑納ください」

このように「結婚式の日と重なって出張予定がある」というような場合は具体的な理由をのべたほうがいいですが、多忙が理由の場合はそれを直接的には書かず、無難な言葉でぼかしましょう。

身内の不幸や病気で結婚式を欠席する際の返信メッセージ例文

身内の不幸で忌明け(四十九日をすぎている状態)になっていない場合や大切な法事法要と重なった場合および、病気が理由で結婚式を欠席する場合、その理由を正直に書いてしまうと「せっかくのお祝いごとに暗い話題で水をさしてしまう」ということにもなりかねません。

そのため、身内の不幸や病気が理由で結婚式を欠席する場合の返信メッセージは「欠席理由をハッキリ書かない」というのが基本のマナーとなります。

具体的な例文は以下のとおりです。

「ご結婚おめでとうございます せっかくおふたりの晴れの門出にお招きいただいたのですが残念ながらやむをえない事情があり欠席させていただきます すばらしい式になりますことを心よりお祈り申し上げます」

「ご結婚おめでとうございます あいにく所用がございまして残念ながら欠席させていただきます おふたりの末永い幸せをお祈り申し上げます」

このように、欠席理由については「やむをえない事情」という感じで無難にぼかしておくことをおすすめします。

その他の理由で結婚式を欠席する際の返信メッセージ例文

その他の理由で結婚式を欠席する場合、その返信メッセージに理由をハッキリ書くかどうかは欠席理由によって異なります。

欠席理由をハッキリ書いていいケースとして挙げられるのは

  • 家族や親族の結婚式と重なった場合
  • 妊娠・出産が理由である場合
  • 子どもの入学式など、家族でのお祝いごとがある場合

などです。
こうした理由で欠席する場合の返信メッセージの例文は以下のとおりとなります。

「お招きいただきありがとうございます あいにく当日は姉の結婚式のため欠席させていただきます
お二人の末永いお幸せを心よりお祈りいたします」

「ご結婚おめでとうございます ○○ちゃんの結婚式をとても楽しみにしていましたが出産を控えているため欠席させていただきます 出席かなわず残念ですが あらためてお祝いさせてください」

「このたびはご結婚おめでとうございます あいにく当日は子どもの入学式があるため欠席させていただきます 結婚式が素晴らしいものになりますように」

これらに対して、欠席理由をハッキリ書くのは避けたほうがいいケースとしては以下のようなものが挙げられます。

  • 家族・親族以外の結婚式と重なった場合
  • 旅行で欠席する場合
  • お金がなくて行きたくない場合
  • それほど親しい間柄でないので行きたくない場合

このような理由で欠席する場合の返信メッセージの例文は以下のとおりとなります。

「せっかくお招きをいただきましたが どうしても都合がつかず出席することができません おふたりのお幸せをお祈り申し上げます」

「ご結婚おめでとうございます ご招待とても嬉しく思いますが外せない用があるため欠席させていただきます 素敵なお式になりますよう心からお祈り申し上げます」

「このたびはご結婚おめでとうございます あいにく先約がありますので残念ながら欠席させていただきます おふたりの門出を心からお祝い申し上げます」

このような形で理由をある程度あいまいにぼかして、角が立たないようにするのがポイントです。

結婚式招待状の返信メッセージは心をこめて考えよう

招待状を書く
結婚式招待状の返信メッセージを書く際には「句読点を入れない」「忌み言葉や重ね言葉は避ける」「黒色か濃紺色の字で書く」などといった基本マナーを守ったうえで、メッセージをより好印象に受け取ってもらうために、「招待状を送ってくれた人とあなたとの関係性」を重視したメッセージ内容にすることをおすすめします。

ここではさまざまな状況に対応できる例文を多数挙げてきましたが、できればここでご紹介した例文をそっくりそのまま使うのではなく、さらに「あなたの心」をこめたアレンジを加えて、よりよい返信メッセージに仕上げていってください。

監修者PROFILE

髙田公介(たかた こうすけ)

株式会社リダンダンシーの代表。 「ワンピの魔法」「リリアージュ』の運営者。 広島で不動産広告業のディレクターを経験した後、2016年11月に現在のレンタルドレス店で代表に就任。 一人でも多くの方々に、気持ちよく”お呼ばれの日”を過ごしていただくため、スタッフをまとめるだけでなく、webサイトの監修やドレスの徹底管理などさまざまな面で日々奔走。


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ワンピマガジン編集部

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