ミュージカルや舞台観劇におすすめの服装は?マナーや選び方まで解説

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  • 髙田公介(たかた こうすけ)

    株式会社リダンダンシーの代表。
          「ワンピの魔法」「リリアージュ」の運営者。
    広島で不動産広告業のディレクターを経験した後、2016年11月に現在のレンタルドレス店で代表に就任。
    一人でも多くの方々に、気持ちよく”お呼ばれの日”を過ごしていただくため、スタッフをまとめるだけでなく、webサイトの監修やドレスの徹底管理などさまざまな面で日々奔走。

ミュージカルや舞台を観に行く際に頭を悩ませるのが「服装」ですよね。

当日を目一杯楽しみたいからこそ、「どんな服装を選ぶのが正解?」と迷っている方もいるでしょう。

今回は、ミュージカルや舞台を観るときの服装マナーや選び方についてとことん解説します。

さらに、季節別の観劇におすすめの服装もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

<この記事でわかること>

  • ミュージカルや舞台を観に行くときの服装マナー
  • 観劇の服装の選び方とポイント
  • 【季節別】ミュージカルや舞台を観る際におすすめの服装

ミュージカルや舞台観劇の際の服装にマナーはある?

ミュージカルや舞台を観る際、通常ドレスコードは定められていませんが、公共の場にふさわしい身だしなみや、周囲への配慮は必要です。

格式の高い劇場や演目によってはきれいめの服装が求められることもありますが、一般的には劇場の雰囲気と着心地の良さが調和するコーデであれば、デニムやスニーカーなども問題ないでしょう。

ただ、避けるべき服装など、観劇だからこそのマナーはあるもの。

こちらからは、下記3つのNGマナーや観劇のポイントについてご紹介します。

  • 観劇で避けたほうが良い服装や素材
  • ミュージカルや舞台観劇のマナー
  • ミュージカルや舞台観劇に持って行った方が良いアイテム

観劇で避けたほうが良い服装や素材

観劇で避けたほうが良い服装や素材は、以下の通りです。

  • 動くと音がするもの
  • キラキラ反射するもの

周りの方がミュージカルや舞台に集中できるように、ウインドブレーカーのような動くと音がするものは選ばないようにしましょう。

また、照明に反射する服装やアクセサリーは、特別感はあるものの、やはり周りの方への配慮として避けた方が良いです。

さらに、帽子を被っていく際は、後ろの方も楽しめるように、観劇中には取ることを忘れないようにしましょう。

ミュージカルや舞台観劇のマナー

ミュージカルや舞台を観る際は、以下の行動はNGとされています。

  • ボリュームのあるアップヘア
  • 香水の強すぎる匂い
  • スマホの使用
  • 客席のおしゃべり
  • 持ち物を広げすぎる
  • 遅刻

ボリュームのあるアップヘアは、後ろの方が観劇しづらくなるので避けましょう。

また、おしゃれに力を入れたくても、周りが気になってしまうような香水の匂いはNG。

さらに、スマホの使用や客席のおしゃべりも、周りの方はもちろん演者の方も集中しづらくなるので、スマホの電源OFFやサイレントモードにするなどの配慮が必要です。

加えて、各客席の距離は近いことが多いため、傘などの持ち物が邪魔にならないように気を付け、周囲の観劇を妨げないように遅刻にも注意してくださいね。

ミュージカルや舞台観劇に持って行った方が良いアイテム

ミュージカルや舞台を楽しむために、以下のアイテムを持っていきましょう。

【必須アイテム】

  • チケット
  • スマホ
  • お金
  • 身分証明書や会員証
  • ハンカチ
  • A4サイズが入るエコバッグ
  • クリアファイル

【あると便利なアイテム】

  • 羽織物
  • 双眼鏡
  • 目薬
  • 蓋が閉まる飲み物
  • モバイルバッテリー
  • マスク
  • お直し用のコスメ

必須アイテムの「身分証明書や会員証」は、公演によって入場時に必要になる場合があるので、事前に必ず確認してみてください。

「A4サイズが入るエコバッグ」や「クリアファイル」は、公演のチラシやパンフレットなどを折り曲げずに持ち帰れるので用意しておくと便利です。

また、会場によっては空調が効いて寒さを感じる場合もあるので、「羽織物」を鞄に忍ばせておくと安心ですよ。

ベージュのダブルジャケット(M) ベージュのファージャケット
しなやかなハイストレッチ素材で動きやすく、袖をたくし上げてもシワになりにくいのが嬉しいポイント。 やや短めの袖丈や長すぎない着丈は抜け感があり、Vネックの首元がデコルテ部をすっきりと見せてくれる。

オフホワイトのファーレースショール ネイビーのシャンタン長袖ボレロ(M)
生地感の華やかさがシンプルな装いにメリハリとクラス感を出してくれる。 織目が横に入ったシャンタン素材で生地に張りがあるので、きちんと感のある正統派な印象。

ミュージカルや舞台観劇に行く服装の選び方とポイント

会場の格式に合わせて選ぶ

ミュージカルや舞台を観に行く服装は、会場の格式に合わせて選んでみましょう。

はじめにご紹介した通り、ドレスコードが決められていることは少ないですが、例えば帝国劇場など格式の高い劇場であればフォーマル感のある服装がおすすめです。

一方で、小劇場などで開催されるものであれば、清潔感のあるカジュアルな服装も素敵ですね。

「せっかくのミュージカルや舞台を観に行くから、よそ行きの服装を選びたい!」と考えている方は、上品なワンピースやジャケットなどを選んでみてくださいね。

締め付け感のないシルエットがベスト

ミュージカルや舞台を観るときは、長時間席に座って楽しむものなので、締め付け感のないシルエットの服装が一押しです。

タイトなジーンズなどよりは、ゆったりめのワンピースやセットアップなどが快適に観劇することができます。

ちなみに、締め付け感のないシルエットであっても、ミニスカートなど過度な露出は避けた方が良いでしょう。

TPOをふまえながら、自分がリラックスして楽しめる服装を選んでみてください。

シワの目立たない素材がおすすめ

シワの目立たない素材を選ぶことも、ミュージカルや舞台を観るときに押さえておきたいポイントです。

先ほどお話しした通り、長時間座りながら観劇するため、素材によっては同じ姿勢を続けることで繊維に癖がつき、シワが発生してしまうことがあります。

ポリエステルやナイロンなどシワになりづらい素材や、シワの目立たない柄物などを選ぶことで、安心して1日をエンジョイできますよ。

せっかく素敵なミュージカルや舞台だったとしても、服がシワになると気持ちも下がってしまうので、ぜひチェックしてみてください。

年代にぴったりなものを選ぶ

観劇をするときは、年代に合った服装を選ぶことで、魅力的なコーディネートになります。

20代の方は、背伸びをしすぎず今の自分の愛らしさを出せるような1着を選ぶことがおすすめ。

一方、30代・40代の方は、大人の余裕を感じられつつ細部にこだわりが見えるような、洗練された服装が一押しです。

50代・60代の方は、快適な着心地性を追求しながら、上質感のある素材やデザインを選びエレガントに仕上げてみてください。

作品のテーマに合わせた服装を考えてみる

作品のテーマに合わせて服装を考えることも、観劇を楽しむためのコツの一つです。

例えば、『マンマ・ミーア!』はギリシャ島が舞台なので、リゾート感を感じられる服装を選ぶとコンセプトにマッチします。

さらに、出演するキャラクターのイメージやモチーフに合わせて服装を選ぶことも、世界観に染まることができるのでおすすめです。

『美女と野獣』ならベルをイメージした黄色いドレスなど、作品をイメージしながら服装を考えてみてはいかがでしょうか。

推し色は自然に取り入れる

ミュージカルや舞台を観る際、応援している推しの色を身につける場合は、自然に取り入れてみましょう。

ライブなどのイベントと異なり、ミュージカルや舞台は文化的空間で行われるものなので、蛍光色や彩度の高い色を身につけると浮いてしまう恐れがあります。

派手に見えるコーディネートは作品の雰囲気に合わないこともあるので、淡い色の服装を選んだり、部分的に取り入れたりすることがおすすめです。

お子様との観劇なら動きやすさも意識する

お子様とミュージカルや舞台を楽しむ場合は、動きやすい服装を意識することが大切です。

予想外のことが起きた際、窮屈な服装を身につけているとなかなか思ったように対処できないことも。

ゆったりとしたシルエットはもちろん、低ヒールのパンプスなどを選んで、自由に動けるコーディネートに仕上げていきましょう。

おしゃれとの両立に悩んでしまう方は、1枚でさまになるワンピースを選んでみてくださいね。

ミュージカルや舞台観劇におすすめの服装をシーズンごとに紹介

春の観劇におすすめの服装

春にミュージカルや舞台を観に行くときは、明るめカラーのワンピースやセットアップを選んで、春らしさを演出してみるのがおすすめです。

ピンクやブルーなどのパステルカラーや、白やベージュなどの色を取り入れることで、暖かな日差しを感じられるようなコーディネートに仕上がります。

デザインは、無地のものを選んで大人っぽくきめるのも素敵ですし、花柄を選べば季節にぴったりマッチする服装になりますね。

洋服の素材は、シフォンやレースなどの軽やかさを感じられるものを選ぶことで、柔らかい雰囲気を演出できます。

また、春の観劇に忘れてはいけないのが羽織物です。

日中はぽかぽかと暖かさを感じても、朝晩は冷え込むことがあるので、ジャケットやボレロ、ストールなど、ぜひ羽織物を持参して体温調節ができるように準備しておきましょう。

羽織物は、防寒着の役割だけではなくコーディネートのアクセントにもなるため、色や素材などを意識しながら選んでみてください。

ライトブルーのチューリップスリーブエンブロイダリードレス グリーンのチュールビスチェIラインドレス
バックスタイルには抜け感があり、前後どこから見ても美しいシルエットが◎ デコルテ部分にシアー素材を取り入れることで、抜け感を演出し洗練された印象に。

パープルのチュール刺繍マーメイドドレス ブルーフラワーのエンブロイダリードレス
ラッフルデザインの袖が花びらのようにふんわりし、マーメイドラインで女性らしく着こなせる。 上品なシアー感が女性らしさを引き立て、ハイウエスト切替でスタイルアップ効果も。

夏の観劇におすすめの服装

夏にミュージカルや舞台を観に行くときは、見た目に涼しさを感じられたり、夏らしい開放感を演出できたりするような服装が一押しです。

ブルーやグリーンなどの爽やかな色や、白やイエローなどの明るい色を選ぶことで、夏にぴったりのコーディネートになるでしょう。

暑い季節の定番であるノースリーブや半袖はもちろん、首元が適度に開いたデザインを選ぶことで、すっきりとした印象を与えることができます。

適度な肌見せは夏の暑さを緩和させてくれるうえ、女性らしい印象を際立たせますが、ミニスカートなど過度な露出は控えましょう。

肌の露出に抵抗感のある方は、レースをはじめとする透け感のあるシアー素材で、軽やかに抜け感を出してみるのもおすすめですよ。

さらに、汗をかいても目立ちにくい素材やデザインを選んだり、インナーで汗対策を行ったりすることも、夏の観劇を楽しむときのポイントです。

加えて、暑さの厳しい夏であっても室内は冷房が効いていることが多いので、羽織物も忘れずに持参すると快適に過ごせるでしょう。

ブルーグレーのエンブロイダリーチュールドレス ピンクのファインレースドレス
爽やかで透明感のあるカラーで、華やかな刺繍入りのチュールが存在感もある一着。 タイトなマーメイドシルエットから裾周りはフレアになっており、アシンメトリーなカットラインが美しい。

ブラックのスタンプアートレイヤードドレス イエローチュールフリルオールインワンドレス
アメリカンスリーブとキャミソールのレイヤード具合が絶妙で、ゆとりのあるAラインがこなれ感を演出。 チュールを2枚重ねたベストは、程よい透け感が軽やかな印象に。

秋の観劇におすすめの服装

秋にミュージカルや舞台を観に行くときは、落ち着いた色合いの服装を選ぶことで季節感を取り入れられます。

ベージュやキャメルなどのブラウン系や、ボルドー、マスタードやカーキ、くすみカラーなどは、温かみや上品な雰囲気を醸し出すことができ、秋らしさを演出できるでしょう。

また、一口に秋といっても日によって暑さや寒さは変わるため、その日の気温に応じてコーディネートを考えることがおすすめです。

残暑が厳しい初秋は落ち着いた色合いの半袖を選び、涼しさを感じる日には五分袖や七分袖などの長袖を検討してみると良いですね。

優雅な印象に仕上げたい方は、ロングスカートやワンピースなどを選ぶことで、秋の風になびく大人コーディネートに仕上げられます。

足元は、定番のパンプスはもちろん、ショートブーツやロングブーツをプラスすれば秋らしさを取り入れることが可能です。

ヒールは3~5cmのベーシックな高さを選ぶと、おしゃれと歩きやすさを両立できますよ。

チャコールグレーのオフショルボレロIラインドレス ブルーのチュールフリルアシンメトリードレス
胸上からシアーに切り替えたIラインドレスに、ボリューム感のあるグリーンのオフショルダーボレロがセットになったレイヤードスタイル。 トップスは前後どちらでも使用でき、首元にゴムが入っているので肩を落としてオフショルダーにすることもできるが、前でボタンを留めるスタンダードな着こなしがおすすめ。

カーキのボリュームスリーブ刺繍ドレス ネイビーのデコルテ切り替えラップドレス
リーフ柄がメインのボタニカルデザイン刺繍のあしらわれたカーキのドレス。 ウエストの背中部分にゴムが入っているので、体にフィットし綺麗なシルエットで着られる。

冬の観劇におすすめの服装

冬にミュージカルや舞台を観に行くときは、冷たい空気感を表現できる寒色系や、反対に温かみを感じられる暖色系の服装を選んでみるのがおすすめです。

寒色系としては、ブルーやグレー、ネイビーや白などが当てはまり、すっきりとした印象に仕上がります。

一方で暖色系の場合は、レッドやオレンジ、ブラウンなどを指し、安心感を与えられるうえ冬の寒さを和らげるような効果も期待できるでしょう。

また、モノトーンでスタイリッシュに洗練されたコーディネートを仕上げることもおすすめです。

ただ、落ち着いた色合いでまとめすぎると暗い印象になりがちなので、バッグなどの小物でアクセントを入れることを忘れないようにしましょう。

冬の観劇における服装のポイントとして、着ぶくれを避けるために、薄手の温かいインナーなどでしっかりと防寒対策をすることも挙げられます。

さらに、Iラインシルエットのワンピースやロングコートなど、縦のシルエットを意識したコーディネートに仕上げることで、自然とスタイルアップを叶えられますよ。

サックスの線描フラワー刺繍ボレロセットドレス ネイビーのフロントドレープ前開きドレス
ボレロは前後2WAYでの着用ができ、華奢な線柄の花柄が華やかながらも、余白を残すことで抜け感があり軽やかな印象に。 締めつけ感のないシルエットは長時間着ていても楽な着心地で、体のラインを隠してくれるデザインは、体型カバーにも◎

モカのシャーリングスリーブ花柄レースドレス Leja ドレス
レーススカートのスリットから覗く柔らかなオーガンジーのデザインがポイントで、さらに、裾が動くことで立体的に見え女性らしさも演出。 煌びやかなビジューパールボタンが特別感溢れるマーメイドシルエットのブラックのドレス。

まとめ

今回は、ミュージカルや舞台を観るときの服装マナーや選び方など、以下3点についてとことん解説します。

  • ミュージカルや舞台を観に行くときの服装マナー
  • 観劇の服装の選び方とポイント
  • 【季節別】ミュージカルや舞台を観る際におすすめの服装

通常、観劇をする際の服装にドレスコードはありませんが、せっかくの特別な1日ですからいつもより少しおめかししたコーディネートがおすすめです。

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監修者PROFILE

髙田公介(たかた こうすけ)

株式会社リダンダンシーの代表。 「ワンピの魔法」「リリアージュ』の運営者。 広島で不動産広告業のディレクターを経験した後、2016年11月に現在のレンタルドレス店で代表に就任。 一人でも多くの方々に、気持ちよく”お呼ばれの日”を過ごしていただくため、スタッフをまとめるだけでなく、webサイトの監修やドレスの徹底管理などさまざまな面で日々奔走。


著者PROFILE

ワンピマガジン編集部

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