様々なマナーがある結婚式だからこそ、「この色のドレスを選んでも大丈夫?」と心配になっていませんか。
できればマナーを守りつつ、自分好みのドレスで楽しくお祝いしたいですよね。
今回は、結婚式のお呼ばれドレスに関する色のマナーや選ぶポイント、結婚式のお呼ばれドレスの色別おすすめコーデについて解説します。
さらに、記事の初めに結婚式のお呼ばれドレスに関する基本的なマナーもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 結婚式のお呼ばれドレスに関する基本的なマナー
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- 結婚式のお呼ばれドレスに関する色のマナー
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- 結婚式のお呼ばれドレスの色を選ぶポイント
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- 結婚式のお呼ばれドレスの色別おすすめコーデ
結婚式のお呼ばれドレスに関する基本的なマナーとは?
まずは、結婚式のお呼ばれドレスに関する基本的なマナーやNGポイントを6つをご紹介します。
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- 肌の露出は控えめに
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- 素材
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- 靴・バッグ
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- アクセサリー
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- 季節感を意識する
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- 【NG】花嫁より目立つ
ドレスの色について考える前に、ぜひおさらいしておきましょう。
- 【参考記事】
- 「結婚式・披露宴の服装5つのポイント」
肌の露出は控えめに
結婚式では、肌の過度な露出はマナー違反とされています。
特に昼間に行われる挙式では、「ひざ上10㎝以上のミニスカート」「胸の谷間や背中が大きく露出するような服装」「太ももまでスリット入りスカート」などはNGです。
また、ノースリーブドレスに関しても、羽織物は必須とされています。
ただ、夜のパーティーやカジュアルなスタイルの結婚式では、ノースリーブや背中の空いたドレスなどもOKといわれているので、事前に確認しておくと安心です。
【NG】素材
結婚式のドレス素材は、コットンや麻、ニットといったカジュアルに見えるものは避けた方が良いでしょう。
また、ワニなどの動物の革で作られているものやファー素材は、殺生を連想させるので結婚式では相応しくないとされています。
結婚式はフォーマルなシーンかつ、お祝いの席でもあるので、上記のような素材のドレスを着ていると「マナー違反だ…」と思われることも。
素材ではありませんが、ヒョウ柄など動物の柄が入っているドレスも避けてくださいね。
靴・バッグ
結婚式における靴やバッグのマナーは以下の通りです。
【靴に関するマナー】
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- 爪先が隠れるタイプのパンプスを選ぶ
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- ミュール・ブーツ・カジュアルシューズはNG
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- ノーヒールはNG(マタニティや乳幼児連れの場合はOK)
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- ベージュのナチュラルストッキングを合わせる
【バッグに関するマナー】
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- 小ぶりで上品なパーティーバッグを選ぶ
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- アニマル柄・ファーはNG
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- カジュアルな印象の素材はNG
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- 荷物が多い場合はサブバッグを持参する
ドレスと同じように、お呼ばれにぴったりなきちんと感のあるものを選んでみましょう。
アクセサリー
結婚式におけるアクセサリーのマナーは以下の通りです。
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- 華奢で上品なアクセサリー(パールがモチーフのものなど)
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- 生花や生花モチーフのアクセサリーはNG
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- カジュアルなものはNG
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- 腕時計はNG
光沢が控えめで上品な白パールは結婚式にぴったりなので、アクセサリーに迷ったら取り入れるのがおすすめです。
上記マナーの他にも、「昼の結婚式では光り輝くアクセサリーはNG」「黒真珠(ブラックパール)はお葬式を連想させるから避ける」といったことも押さえておきましょう。
季節感を意識する
結婚式のドレスコーデは、季節感を意識することも大切です。
日本は四季がはっきりとしているので、季節をイメージできるような色を取り入れることで、とっておきのコーデに仕上げられるでしょう。
また、ドレスの素材も季節によって変えることで、「素敵な服装だね」と褒められてしまうかもしれません。
ただ、「夏でも昼間はノースリーブのドレスに羽織物をプラスする」「冬でもブーツは厳禁」といったルールは守りましょう。
【NG】花嫁より目立つ
結婚式の主役は花嫁と花婿だからこそ、花嫁とかぶるようなドレスコーデはNGです。
例えば、花嫁が選ぶ可能性のあるティアラや真っ白なボンネ、ビジューがたくさんついたキラキラしているアクセサリーなどは、身につけないほうが良いでしょう。
お呼ばれしているゲストは、新郎新婦をお祝いすると同時に、引き立てる存在でもあります。
華やかなドレスコーデに仕上げることは大切ですが、主役よりも目立たないように注意しましょう。
ちなみに、花嫁のカラードレスと色がかぶってしまったときは、マナー違反ではないので安心してくださいね。
結婚式のお呼ばれドレスに関する色のマナー
こちらからは、結婚式のお呼ばれドレスに関して、避けるべき「色」のマナーを4つご紹介します。
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- 白、アイボリー系
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- 黒一色
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- 派手すぎる色
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- ネオンカラーなどカジュアル感の強い色
NGカラーのマナーを押さえておき、ドレス選びの参考にしてみましょう。
白、アイボリー系
結婚式では、ゲストが白のドレスを身につけることはNGとされています。
白は花嫁だけが着ることのできる色であり、ウェディングドレスとかぶってしまうので、結婚式はもちろん二次会でもゲストが白いドレスを選ぶのはマナー違反です。
また、トップスのみが白のドレスも着席時に白色が目立ってしまうので、羽織物をプラスするのが良いでしょう。
白と似ているアイボリーやベージュ系は、明るい色味の場合に注意が必要です。
光の反射で白く見えてしまう色では、周りから「白のドレスを着ている…」と思われることも。
心配な場合は、アイボリーやベージュ系を選ぶ際に濃いめのカラーを選んだり、濃い色の羽織物をプラスしてみましょう。
黒一色
黒一色のドレスコーデも、結婚式ではNGとされています。
新郎新婦をお祝いする結婚式に、ドレスや小物を黒一色で揃えてしまうと、お葬式を連想させてしまうので避けた方が良いでしょう。
ただ、黒のドレス自体はフォーマルで上品な印象があるため、結婚式のお呼ばれに着ていくことは全く問題ありません。
アクセントとして、華やかな色味の羽織物をプラスしたり、アクセサリーやバッグをさし色にしたりすると、結婚式にぴったりのシックなコーデに仕上げられるでしょう。
また、レースがあしらわれているドレスなど、華やかなデザインであれば、黒のドレスでも重い雰囲気にならずおしゃれに着こなせます。
この記事の後半でおすすめの黒のドレスもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
派手すぎる色
結婚式のお呼ばれドレスに悪目立ちするような派手すぎる色を選ぶことはNGです。
お祝いの席である結婚式ですが、一番目立たなければいけないのは主役である花嫁と花婿なので、2人よりも注目を集める色は避けるべきでしょう。
ビビッドピンクや真っ赤なドレスなど、鮮やか過ぎる色はどうしても周りの視線を集めてしまうもの。
くすみカラーやペールトーン、ダークカラーなど、落ち着いた色合いや適度な発色のドレスがベストでしょう。
一方で、リゾートウェディングの場合は鮮やかな色が「リゾートらしい」と喜ばれるケースもあるので、迷った場合は同じく招かれている友人などに相談してみるのも良いですね。
ネオンカラーなどカジュアル感の強い色
ネオンカラーなどカジュアル感の強い色も、結婚式では避けた方が良いでしょう。
結婚式はフォーマルな場所なので、カジュアル感の強い色のドレスを選んでしまうと、浮いてしまう恐れがあります。
また、ネオンカラーは鮮やかで強い発色を放つ色だからこそ、新郎新婦よりも目立ってしまう可能性があるという意味でも、身につけるのはNGです。
結婚式の中には、ガーデンウェディングやレストランウェディングなど比較的カジュアルなスタイルもありますが、主役を引き立てるためにもネオンカラーは選ばないようにしましょう。
結婚式のお呼ばれドレスの色を選ぶ際のポイント
結婚式において、お呼ばれドレスの色を選ぶときは以下3つのポイントを意識してみましょう。
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- 季節
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- パーソナルカラー
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- 式場の雰囲気、時間帯
上記3つのポイントについてお話しします。
季節
結婚式のお呼ばれドレスは、季節を感じさせるような色を選んでみましょう。
例えば、春の結婚式では、温かい日差しや花々を感じさせるピンクやイエローのようなドレスがおすすめです。
一方、秋の結婚式では、軽やかさよりもこっくりとした温かみを演出できるダークグリーンなどの深みカラーや、ブルーグレーなどのくすみカラーが映えるでしょう。
季節感のあるコーデは「おしゃれな人だな」と思われること間違いなしです。
パーソナルカラー
その人の肌や瞳などの色に調和する「パーソナルカラー」のドレスなら、顔色が明るく見えたり、洗練された印象を与えたりなどが期待できますよ。
下記では、パーソナルカラーに合わせたおすすめのドレスカラーをご紹介します。
パーソナルカラーの種類 | おすすめの色 |
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イエベ春 | 明るくくすみのない色(コーラルピンク・イエローなど) |
ブルベ夏 | 涼しげでソフトなくすみのある明るい色(ラベンダー・ブルーグレーなど) |
イエベ秋 | 深みのあるこっくりとした色(ボルドー・マスタードなど) |
ブルベ冬 | 寒色系ビビッドカラーやコントラストのはっきりした色(ロイヤルブルー・ブラックなど) |
式場の雰囲気、時間帯
結婚式場の雰囲気や時間帯も、ドレスの色を考えるうえで大切です。
例えば、格式高いホテルや伝統のある式場では、より上品な雰囲気を醸し出せるような色を選ぶとgood。
一方で、ゲストハウスであれば、ガーデンに映えるようなピンクやイエローなどのドレスなんて素敵ですね。
また、夜の結婚式は昼よりもきらびやかな服装がおすすめされているので、適度な華やかさのカラードレスや照明に映えるような色のドレスを選んでみてはいかがでしょうか。
結婚式のお呼ばれドレスの色別おすすめコーデ選
こちらからは、下記8つの色別に結婚式のお呼ばれドレスおすすめコーデをご紹介します。
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- ネイビー
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- ピンク
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- グリーン
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- ベージュ
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- 水色、ブルー
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- ラベンダー
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- グレー
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- 黒
なかなか結婚式のドレスが決まらない方は、チェックしてみてくださいね。
ネイビー
きちんと感がありどんなシーンでもぴったりはまるネイビードレスは、何を着れば良いかわからなくなった方におすすめです。
ドレスだけでは落ち着き感が出てしまうので、白のパールがあしらわれたアクセサリーで上品さを演出したり、ベージュのバッグで華やかさをプラスしたりなどしてみてください。
ピンク
ピンクのドレスは、かわいらしさを引き立ててくれるとっておきの1着です。
「子どもっぽくなりたくない」という方は、くすんだ色味や落ち着いたニュアンスの色味のピンクドレスを選べば、甘くなり過ぎず女性らしさを魅せられます。
コーデを引き締めたいときはブラック、柔らかい雰囲気にしたいときはゴールドやシルバーなどを小物でプラスしてみてください。
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高級感のあるラメ入りジャガード素材と、ハイウエストから広がるフィット&フレアのシルエットがフェミニンで華やか。 | やや張りのあるチュール地に小花柄の刺繍が散りばめられたベージュのボリュームスリーブAラインドレス。 |
グリーン
爽やかでおしゃれな雰囲気を感じられるグリーンドレスは、周りと被りたくない方にもぴったり。
バッグなどの小物にベージュ系を選べば優しい印象に、ブラウン系を選べばこなれ感たっぷりに仕上がるので、ぜひ試してみてください。
ベージュ
どんな色にも合わせやすいベージュのドレスは、誰であっても上品なコーデを作れてしまう優れものです。
白やアイボリーに近いベージュは光の当たり具合によって「白いドレス」と思われることがあるので、淡い色の場合は濃い色の羽織物をプラスしてみてくださいね。
水色、ブルー
水色やブルーのドレスは、爽やかさやクールで知的な印象を纏える魅力があります。
水色系のドレスは、ぼんやりとした印象にならないように「ラメが使われている」など、どこかにアクセントが入ったものを選んでみましょう。
一方、ブルー系のドレスは、冷たい印象を与えないようにデザインのディティールにこだわったものがおすすめです。
ラベンダー
エレガントで華やかなところが魅力のラベンダードレス。
ブラックの小物を合わせて甘辛ミックスを叶えたり、シルバーをプラスしてモダンな雰囲気を演出したりなど、好みに応じてコーデを組み立ててみましょう。
より大人っぽいコーデを目指すなら、パープルやワインレッドのドレスも検討してみてください。
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大柄の刺繍とスパンコールのあしらわれたチュールに、ドット柄のチュールを重ねたラベンダー色のドレス。 | 程よいゆとりのあるIラインのスカートは下半身を綺麗にカバーし、ウエストラインの自然なくびれやぬけ感のある背中のデザインが、女性らしさを一層引き立ててくれる。 |
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花柄とドットの2種類のレースをバランス良く組み合わせた、スレンダーラインのパープルのドレス。 | 胸元や肩周りの可愛らしく華やかなデザインと、落ち着いた色味の上品さは、甘さと大人っぽさを両立してくれるドレスを求める20代後半~30代の方に。 |
グレー
年齢を選ばず品のある装いに仕上げられるグレーのドレスは、レースやシフォンなどの軽め素材であれば重くならず仕上げられます。
全体が地味な印象にならないように、ベージュやシルバー、ゴールドなどのバッグやアクセサリーをプラスするのがおすすめです。
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幾何学模様のレースが個性的で、袖口の広がった花のようなデザインが動きに華やかさをプラスしてくれる。 | レーススカートのスリットから覗く柔らかなオーガンジーのデザインがポイントで、裾が動くことで立体的に見え女性らしさも演出。 |
黒
シャープで美しい印象を与える黒のドレス。
レース素材やラメ入りタイプの羽織物で華やかさをプラスしたり、シャンパンベージュやオフホワイトなどのバッグを指し色にしたりすると洗練されたコーデを作れますよ。
まとめ
今回は、結婚式のお呼ばれドレスに関する色のマナーや選ぶポイント、結婚式のお呼ばれドレスの色別おすすめコーデなど、以下4点について解説しました。
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- 結婚式のお呼ばれドレスに関する基本的なマナー
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- 結婚式のお呼ばれドレスに関する色のマナー
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- 結婚式のお呼ばれドレスの色を選ぶポイント
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- 結婚式のお呼ばれドレスの色別おすすめコーデ
マナーだけではなく自分に似合う色のドレスを選んで、思いっきり花嫁花婿をお祝いしましょう。